オール電化・太陽光契約 2010年3月

前回まで
光熱費の高騰に悩んでいた2010年新春ごろの我が家に、太陽光・オール電化の訪問販売が来ました。

先方の売り文句は前回の通りで、
営業マンさんへの私の質問は以下の2つ。

① 屋根にパネル付けるには、屋根に穴を開けて何らかの金具付ける思うけど、雨漏りは?

取り付けに使用する金具と、雨漏り防止で工夫している点を見せていただき、

「これで雨漏りを起こしたことは今まで無い」との説明をいただく。
「もし雨漏りしたら補償もする」とのことだし、
太陽光が欲しいなら、ここで粘っても仕方ないので、そのまま受け入れ。

② 結構高額だけど、本当に元が取れるのか?

訪問販売の常套手段ですが、
最初に定価の見積が出て610万円で、ビックリ!
そこから、出精値引、補助金利用で、390万円まで下げてお得感を演出。
でも、まだまだ高価なのでこの質問。

回答は、前述の通り、
「10年以内に元は取れます」
「その後、うん10年、差額分はずっとプラスになりますから!」
との魅惑の言葉も。

まあ、単純に考えてみると、
我が家は既報の通り、1年で54万円の光熱費負担、
一方、投資は390万円、
つまり、例え光熱費が明日から完全無料になったとしても、投資回収に7年は掛かるので、
この「10年以内」とは「イコール10年」のことなんだろうな、とは理解していました。

と言うことで、以下の仕様で太陽光+FITを開始することとなりました。

ここを本サイトでの「元を取る」のスタートとします。

FIT前

  電力単価      20.4円/kWh
  電気             2.5万円/月(平均)
  ガス             2.0万円/月(平均)

図 オール電化前の我が家の月ごとの消費電力量

オール電化・太陽光仕様

パネル                 三洋、HIP-210NKH5、公称最大出力 210W×24枚=5.04kW、
         定価 3,603,600円

パワコン                    三洋、SSI-TL55A2、定格出力 5.5kW、変換効率 94.5%、
         定価 420,000円

エコキュート            三洋、SHP-TC46M、タンク容量460L、消費電力 1.373kW、
         定価 831,600円

IHヒータ                   三菱電機、CS-T38HNWSR、消費電力 5.8kW、
         定価 345,000円

電力契約                    オール電化向けに変更(日中約40円~夜間約13円/kWh)

売電単価                    48円/kWh(FIT制度、契約から10年間)

総費用                        その他機器、工事費、値引き、補助金込み込みで
          初期投資 390万円

なお、2020年当時、太陽光発電電力の買取制度は
「太陽光発電の余剰電力買取制度」と呼ばれていましたが、
本サイトでは、便宜上「FIT制度」と呼んでいます(FIT制度は2012年7月開始)。

こうやってみると、
やはり太陽光パネルが全体価格をドライブしていることがわかりますね。
今なら、補助金使えば、
この半額~1/3以下の負担でオール電化+太陽光を導入出来るのかしら?

一方、投資回収の要は 48円/kWh と言う
今では信じられないような高額単価で余剰の電力を、しかも契約後10年間、買ってくれることです。
参考として、2022年度に契約開始した場合の売電単価は 17円/kWh(10年間) とのこと。

この布陣で10年運用した結果、実質単価や節約額がどうなったのかを、
途中で仲間入りしたEVや蓄電池も含めて今後、ご紹介していきます。

余談
この時期に、なぜ「三洋」を選んだ?

確かに、当時同社はもうパナの傘下にあり、ブランド整理も始まっていましたが、
新幹線から見える「ソーラーアーク」がとても印象に残っていたことと、
「エネループ」の使い勝手良さや、デザインにも好感があり同社製を選びました。
(当時買ったエネループは、今でも元気に使えています)

次回予告w
その後、業者との売買契約、ローン契約、
電力会社との契約変更、国や自治体への補助金申請なども進め、
いよいよ、据え付け工事が始まりました。

そこで、「あれ、その代金は誰が払っているの?」との出来事が起こります。
その話は次回。

では、今日はここまで!

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