太陽光パネルを10年間利用しての変化 FIT終了後

パネルの劣化・経年変化
まず、最高出力は低下したような気がしません。
強いて言えば、買った最初の春は、5.0kWの数字を見たような記憶もありますが、
2年目からは出ても4.5kWまでで、その後12年目の今年まで、横ばいのような気がします。

「気がします」ばかりで申し訳ありませんが、
我が家のパワコンは、データをダウンロード出来るような機能が無く、
瞬間最高値は、モニタと四六時中睨めっこしていないと残せず、断念しました。

でも、年間発電量はモニタ内に記録することが出来るので、
10年間の劣化度合いの概略を見ることは出来ます。
下図は、FIT期間10年間毎年の太陽光発電量の推移です。
参考として、我が家の地域の年間日照量を併記しています。

図 太陽光パネル発電出力 vs 日照量 のFIT10年間推移

図でパネル出力と日照量の差の変化がパネルの劣化と見なせますので、
1年目から2年目にかけて5%ほどパネル出力が低下した後は、
ほぼパネル劣化は見られていません。
最初の出力低下はパネルの汚れ等でしょうかね?

8年目、9年目にやや劣化が進んだかと心配しましたが、
10年目は、ほぼ使用開始初年度並の出力が得られており、
こう見ると、このFIT10年ではパネルに有意な劣化は無かったと見ています。
今後も、引き続きモニタしていきます。

実質電力単価の推移
また、売電や買電の明細から、
年毎の実質電力単価(次式)も計算してみました。

実質電力単価
=(従量分の買電料金-売電料金)
/(家庭内での総電力使用量=買電量+太陽光発電量-売電量)

下図は、FIT前の2009年から、
FiT期間(2010~2019年)、そしてFIT終了後(2020~2021年)の
我が家における実質電力単価の推移を示しています。
比較として、全国平均の買電単価も併記しました。

図 オール電化・太陽光・深夜電力・FITによる実質電力単価の削減効果

この図から、
世の中の買電単価が徐々に値上げしていく中で、
オール電化プランの買電単価が2009~2022の間、据え置かれたことと
FIT中10年間の破格の売電単価のお陰で、
我が家は世間一般よりもかなり安い電気が使えていたことがわかります。

我が家の地域では、雹による被害(車が凹むような)もこれまで幸いに無く、
パネル君にはこのまま、次の10年、20年と頑張ってほしいものです。

次回予告
と言うことで、オール電化+太陽光の投資は、
トータルとして10年で元が取れたのか? について次回紹介します。

では、今日はここまで!

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