V2H使用実績(その2) 2022年10月

前回まで
卒FIT後の切り札、V2Hの利用が開始され、
EVは自宅で満充電できるようになり、
太陽光発電の余剰分を売電せずに
家庭内やEV走行で使い切ることが出来、
日中の高い電力の購入も激減しました。

でも、10月の実績から試算した買電単価の年間節約額は、

ほぼ0円・・・

と、果たしてEVを含めた200万円近い追加投資が
何年で回収できるのか?
が心配になってきました。

投資回収は12年前の太陽光・オール電化込みで考える
投資側
    390万円(太陽光・オール電化)
                12万円(IHヒータ修理・買換)
                60万円(V2H・蓄電池)
               100万円(中古EV車、ガソリン車差額)
                 20万円(エコキュート買換、ガス差額、予定)
合計    約590万円

回収側
            年32万円(ガス→オール電化)
             年 6万円(太陽光・オール電化契約利用)
              年 0万円(蓄電池・V2H利用、2022年~)
              年20万円(ガソリン→EV、2022年~)
 合計  年58万円

それぞれ開始時期にズレがあるので、
時系列で累積値をグラフにすると以下のようになります。

図 太陽光・オール電化・EV・蓄電池・V2Hの投資回収試算

つまり、2010年以降もプロパンガスを使い続け、電力契約も変更せずに、
今年、ガソリン車を買い足した世界線での我が家と比較をすると、
2024年には今回の追加投資分も含めて回収できるとの試算です。

でも、
上の節約(回収側)の内訳を見ると、
太陽光や蓄電池・V2Hの効果よりも、
プロパンガス・ガソリン → 電気の効果の方が
絶大(年6万円 vs 年50万円)なことに気がつきます。

つまり、
2010年に太陽光は導入せずにオール電化のみ(100万円程度)、
電力会社との契約は深夜料金がお得なオール電化契約へ変更、
V2Hを導入せずに、EV用200Vコンセント工事のみ(10万円程度)、
EVは深夜電力でタイマー充電(ガソリン車との差額100万円程度)、
とした世界線の我が家の方がもっと投資回収が早かったわけです。
おそらく、5年程度で回収出来たでしょう。
ただし、2010年当時は差額100万円でEVは買えませんでしたが・・・・

太陽光+V2Hの有無による差が逆転するのは、
導入から20年程度はかかるので、
やはり、世の中そんなにうまい話は無く、

・比較的高速でEV充電が出来る(200Vコンセントの2~3倍)
・電気ガジェット好きの自己満足 (^_^;
・停電時の保険(いやいや滅多に・・・)
・V2Gなど地域グリッド化協力による単価軽減?(確証なし)

などが、現状では関の山なのかも知れません。
まあ、今回は太陽光が落ち目の10月分の改善で試算しましたので、
今後も継続的にV2Hによる節約効果や
懸念事項だったEV電池の充放電効率をフォローしていきます。

次回予告
「電気に名前は付いているか?」

何それ ???

では、今日はここまで!

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