電気に名前は付いているか? 2022年10月

前回まで
既存の太陽光・オール電化に、
EV、V2H、据置蓄電池を加えた
新オール電化布陣での生活が始まって1ヶ月。

太陽光の元気がなくなり始める10月の結果でしたが、
そこそこの節約効果が得られており、
追加投資の回収は3年で出来そうとの試算となりました。

我が家の供給・消費電力の割合
10月の「我が家」での供給電力と消費電力の
月間推移を下図に示します

図1 供給電力の月間推移(10月)
図2 消費電力の月間推移(10月)

上図でお解りの通り、
ここでの「我が家」とは、「自宅+EV」になります。

8日付近と21日付近の2つの目立つ山は、
EVで何回もの経路充電が必要になるような
遠距離まで出かけた時のものです。

また、供給と消費で微妙にグラフの形が違うのは、
EVや据置蓄電池があるためで、
通常は、今日、供給された電気は、今日使いますが、
電池があると、翌日以降に使うことが出来るためです。

供給はやはり買電がメインで全体の7割、
残り太陽光が2割、
EV充電ステーションでの経路充電が1割を担っています。

消費は電池のお陰で売電は殆ど無くなり、
自宅消費:EV走行で2:1と言ったところです。
ただ、10月のEVはやや距離を走ったので、
通常は3:1程度になるのではと予想しています。

電気に名前は付いているか?
さて、こうやって見てみると
EVや畜電池が来たお陰で、
今日供給された電気は、今日使い切る必要は無く、
家電やEVの走行など、
その用途も柔軟に使うことが出来るようになりました。

逆に、EVで外部充電してきた電気を
家で消費することも出来るわけです。
(こっちは、かなり高単価な電気ですが・・・)

電気に名前やIDが付いているわけでは無いので、
どこから供給された電気なのかは知らずに
ユーザーは家電やEVを使っていることになります。

図3 その電気は・どこから・どうやって・来たのか?

将来のV2Gなどのグリッド化では、
これが町規模に広がるわけですが、
その場合でも、通信とは違って、
電気に名前は付けられませんので、
各家のスマートメーターを関所として、
その出入り量からオンライン管理するのかと。

でも、これなら、
もし近所に無料の充電ステーションなどあれば、
毎日、EVでそこまで電気を貰いに行って、
家の電気としても使えてしまうのでは?

と悪いことも考えてしまいます。

残念、もとい幸いなことに、
我が家の近所には無料のステーションがありません。

・・・・・

次回予告
我が家で日々の電力単価をドライブしているのは何?
日々節電するにはどう生活すれば良いのかをデータから考えます。

では、今日はここまで!

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