1月の電力動向 2023年1月

前回まで
古からの暦と供給・消費電力の関わりについてお話ししました。

さて、先月同様、我が家の1月の電力動向を紹介します。
今回から、2021年1月(卒FIT後、EV/V2H導入前)からの数値も示します。

参考)
 ・EV導入  2022年6月~
 ・V2H導入  2022年10月~

太陽光動向
まずは、太陽光です(図1、2)。

図1 太陽光発電動向(月ごとの変化)

冬至も過ぎ、1月は早、日射量が復活してきており、
応じて、太陽光パネルの発電量も回復して来ています。

図2 太陽光発電動向(全天日射量vs発電量)

交換前の12年間使用していた三洋製パワコンに対して、
交換後のニチコンパワコンが新型なりの高い性能を出してくれるのか?
も、この図2で見ていきます。

スペックでは、
 ・三洋パワコン効率   94.5%
 ・ニチコンパワコン効率 95%
と、僅かな差ですが、性能向上を期待しています。

瞬間最高出力については、
お昼過ぎのピーク時に、2.5kWを超えた日もありました。
(12月は2.1kWが最高でした)

太陽光発電については、今のところ順調です。

EV動向
お次は、EVです(図3)。

図3EV動向

1月のEV電費(黄色折れ線)は、引き続きヒーター使用のため、
12月と同様にあまり良くありません。
2月は立春ですので、
EV電費も復活してくれることを期待しています。

一方で、ZESP3は先月分の繰越が30分充電×10回分も残っていたことにより、
1月は最安の定額オプション契約に変更出来たため、
経路充電をかなり安価で行うことが出来ました。

その結果、1月のEVのランニングコスト(青折れ線)は、
12月の6円/kmと比較して劇的に安くなり、
図3の通り1kmあたり夢の2円台を達成しています。

つまり、ガソリン原チャ(3円/km)よりも安価にEVに乗れたことになりますが、
これも、12月分の貸しが返ってきたための数値です。

今後もEVのランニングコストについては、長期的に見ていきたいと思います。

ランコス参考
 原チャ       3円/km
 最新ディーゼル車  5円/km
 最新ガソリン車   6円/km
 我が家の軽自動車  14円/km(15年前のトルコン式トールワゴン)

経路充電動向
図4は経路充電単価の動向です。

図4 経路充電量と充電単価の動向

上のEV動向でも触れた通り、
1月は12月分の繰越の利用と、
ZESP3の最安定額オプションとしたため、
無料充電も含めた経路充電での充電単価(みどりの折れ線)が、
自宅での深夜充電の単価よりも安価に済んでいました。

電力供給・消費動向
図5と6は、
家とEVへの電力供給と消費の動向です。

図5 電力供給動向
図6 電力消費動向

図6は買電量ではなく消費量ですので、
生活習慣を変えなければ減らないはずですが、
今年の1月の電力消費(棒グラフの高さ)は、
EVによる消費(オレンジ)が加わったにもかかわらず、
一昨年、昨年の冬とほぼ同程度で済みました。

これは、
我が家の地域の今年の冬の平均気温が
一昨年、昨年と比較して約1℃程度暖かったためで、
前回、ご紹介したとおり、
暖房や給湯による消費電力が減ったためと見ています。

EV走行1ヶ月分の消費電力が捻出出来てしまうとは、
地球規模での気候変化の威力、恐るべし・・・・・

温暖化もたまには良いことをしますw (こら!)

電力単価動向
最後に電力単価(含・EV経路充電料金)です(図7)

図7 電力単価動向

1月はEVで遠出しなかったことと、
上述の通りEVの経路充電の料金負担が少なかったことが効いて、

 約14円/kWh

と、深夜電力よりも安価な電力単価となり、
最も寒くなる1月としてはかなり安い単価の電力で過ごすことが出来ました。

こうやって見ると、
EVのZESP3の経路充電で、
高い定額オプションを選んだ月(8,10,11,12月)は、
EVのランニングコストと同様に
トータルの電力単価も高くなることが良くわかります。

V2H導入により、
EVを自宅で充電できるようになったため、
当面ZESP3は、最も安価な定額オプションに固定してみます。

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さて、立春です。
太陽光が一気に復活してくる2月の到来です!

今後しばらくは、太陽がどんどん真上に上って行きます。
EVとV2Hが加わって、どんな電力動向となりますか?

また、3月初旬にご紹介させていただきます。

では、今日はここまで!

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