充電速度が上がらず、売電が発生 2023年2月

前回まで
1月の我が家の電力動向をご紹介、
太陽光が元気になり始め、今後に期待できる結果でした。

据置蓄電池が日中充電でも「鈍行」運転に
太陽光が元気になって来たので、
日中は電力が余剰し、
据置蓄電池やEVへ充電する機会も量も増えて来ました。

折角の無料電力です。
余さず、電池に充電しておきたい。
EV電池より充放電効率が高く(87% vs 70%)、
出掛けずに常に家に在る据置蓄電池に
優先的に余剰電力を充電しています。

そのため、2月からは、余剰電力の充電余地を残すよう、
下表の通り、毎朝の据置蓄電池の充電SOCを
7割空けておくようにトライブリッドの設定を変更しています。

表 我が家の充電設定

しかし、2月の天気の良かったある日、
夜にその日のHEMSの記録を見てみると、
日中にかなりの売電が発生してしまっていることがわかりました。

下の図1と図2は、
似たような気象条件(快晴)の日中に、
売電が発生したケースとしなかったケースの
時間毎の変化を示しています。

図1 売電が発生したケース(2023年2月)
 
図2 売電が発生しなかったケース(2023年2月)

図1のケースでは、
充電速度が0.7kWの例の「鈍行」制限にかかってしまい、
太陽光は1.3kW程度の余剰電力を発生してくれているにも関わらず、
充電器で飲み込めない分は売電(オレンジ棒)してしまっています。
SOCも50→90%(Δ40%)までしか上がりませんでした。

一方、図2のケースでは、
お昼頃に同じように太陽光が1.3kW程度の余剰電力を発生し、
ほぼ全ての電力を、蓄電池が飲み込んでくれており、
売電は発生していません。
SOCもしっかり30→100%(Δ70%)まで上がってくれています。

理想は当然、図2のような作動です。

充電開始SOCが効いていそう
この2つのケースの違いは、
今回も充電スタート時のSOCのようです。

売電が発生してしまったケースでは、
充電スタート時のSOCが50%と比較的高く、
深夜電力での充電時に充電速度が「鈍行」となってしまう条件
発生の状況がとても良く似ています。

でも、充電が継続される深夜電力での場合と異なり、
太陽光から蓄電池への充電では、
雲で一時的に太陽が遮られたときなど、
途中で充電が止まることも良くあります。

そこからの充電再スタート時に
SOCが50%を超えていることもあるのですが、
図2のケースでは、
再スタート後に「鈍行」制限は発生していません。

どうも、据置蓄電池については、
深夜電力、太陽光余剰電力にかかわらず、
1日の最初の充電をスタートをする時のSOCが
その日の充電速度の上限を決めてしまっているような挙動です。

なお、深夜電力の時と同じく、
太陽光からEV電池への充電では、
今のところ、このような「鈍行」制限には直面していません。

今後も、しばらく様子を見て、
余りにも売電が多発するようであれば、
メーカーのサポートさんにFBしてみようと思います。

では、今日はここまで!

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