2月の電力動向 2023年2月

前回まで
意外に晴れていない日本の空事情も紹介しながら
我が家の太陽光発電ポテンシャルを考えてみました。

さて、毎月恒例?となりました我が家の電力動向、
今回は2月分のご紹介です。

参考)
 ・EV導入  2022年6月~
 ・V2H導入 2022年10月~

太陽光動向
まずは、太陽光です(図1~3)。

図1 太陽光発電動向(月ごとの変化)

1月と比較して日射量も増え、
それと連動して太陽光パネルの発電量も増えて来ました。

ただ、今年の2月は、
昨年、一昨年と比較して日射量(図中折れ線グラフ)がやや低調で、
月間の発電量(図中棒グラフ)もその分減った結果となりました。

図2 太陽光発電動向(全天日射量vs発電量)

交換前の12年間使用していた三洋製パワコンに対して、
交換後のニチコンパワコンが新型なりの高性能を出してくれているのか?
をチェックするwのが図2です。

図2中の左上に回帰式を載せていますが、
明らかに2023年の線の傾きの方が大きくなっており、
同一日射量による太陽光の発電量は新型のニチコンパワコンの方が
多くなっています。

参考スペック)
 ・三洋パワコン効率   94.5%
 ・ニチコンパワコン効率 95%

スペック上の差は変換効率0.5%だけでしたが、
図2の回帰式の傾きの差から、
その10倍オーダーの発電効率向上が得られてそうです。

ただ、この効率向上が、
 ・三洋とニチコンの、旧型と新型の性能差によるものなのか?
 ・12年間使用による三洋パワコンの劣化の結果なのか?
はわかりませんが、とにもかくにもうれしい性能向上です。

毎日正午ごろの太陽光発電のピーク出力については、
HEMSに残っている1時間平均の最高値を
下の図3に示してみました。

図3 正午ごろの太陽光発電ピーク出力(1hr平均)、予測値は要見直し

予測カーブは昨年の快晴時の日射量(三角関数ライクに補間)による算出ですが、
結構、実績のピーク値がその予測値を超えて高くなる日があります。

高空での日射量は太陽と地球の位置関係で決まるとしても、
その後、地上にまで降り注ぐ日射量については
大気中の細かなエアロゾルやPM2.5などでも変化します。

同じような快晴の空に見えても、日射量や発電量は結構変動しており、
昨年の快晴時の値にそんな「超々薄曇りw」のデータが混じっていたようです。

もっと、長期的に過去まで遡って、
台風一過の快晴時のような日射量データを漁ってみます。

太陽光発電については、引き続き順調に作動してくれているようです。

EV動向
お次は、EVです(図4)。

図4 EV動向

ランコス参考
 原チャ       3円/km
 最新ディーゼル車  5円/km
 最新ガソリン車   6円/km
 我が家の軽自動車  14円/km(15年前のトルコン式トールワゴン)

2月のEV電費(黄色線)は、
気温が暖かくなって来たおかげでヒーターの使用が少なくなり、
1月と比較して改善して来ています。

また、ランコス(青線)については、
 ・2月はEVであまり距離(グレー線)を乗らなかったこと、
 ・ZESP3を最安の定額オプション(税込2750円)に固定したこと、
 ・毎日のEVでの行先に無料の充電ステーションがあったこと、
 ・結果、深夜電力でのEVへの充電を殆ど行わずに済んだこと、
 ・日中の太陽光発電(当然無料)でもEVへ大量に充電出来たこと、
  (2月下旬になって据置蓄電池だけでは食べきれないほどの電力が余剰していますv)
などにより、
なんとEVのランニングコストは
1kmあたり「驚異の1円」を達成しました。

安い!!(100キロ乗っても100円・・・・・)

昔、クロカンの大型ディーゼル車を所有していたことがありましたが、
当時、軽油が1リッター70円程度で、
ランコスは1km走るのに10円でした。

それでも当時は「安い」と思っていましたが、
まさか、その1/10のランコスで車に乗れる時代が来るとは・・・・・

電力供給・消費動向
図5と6は、
家とEVへの電力供給と消費の動向です。

図5 供給電力動向
図6 消費電力動向

今年の2月は昨年と比較してかなり暖かった(平均気温で+2℃)おかげで、
空調・給湯の電力が抑えられたことと、

連日の、

 「電気料金請求が10万円超え!!」

との毎度の極端な偏向報道にも見事に煽られ、
いつもは省みない我が家wでさえも
「小まめな電源オフ」、「空調温度の引き下げ」
を行ったことも効いたようで、
この数年の2月では、最も消費電力を抑えることが出来ましたv

電力単価動向
最後に電力単価(含・EV経路充電料金)です(図7)

図7 電力単価動向(燃料調整・再エネ賦課含まず)

2月は上述の通りEVをあまり乗らなかったことと、
EVが連日無料充電出来たこと
太陽光が連日とても元気に発電してくれたこと
などが効いて、

 約12円/kWh(自宅+EV)

と、深夜電力料金よりもかなり安価な単価で過ごすことが出来ました。

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さて、この季節は太陽光が右肩上がりに発電量を増やしてくれるため、
「ソーラー・V2Hを導入してよかったぁ!」と思える束の間の期間ですw

次回も、4月初旬頃に3月分の電力動向をご紹介させていただきます。

次回予告
何かと話題?の「トヨタのあいつ」に終日乗ってみました。

火曜日のあいつ・・・(古っ!)

トライブリッドT3との接続なども試してみましたので、
その感想などをご紹介させていただきます。

では、今日はここまで!

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