前回まで
秋に交換した太陽光パワコンが、
予想以上に高性能を出してくれていることを紹介しました。
さて、恒例の我が家の電力動向、
今回は3月分のご紹介です。
参考)
・EV導入 2022年6月~
・V2H導入 2022年10月~
太陽光動向
まずは、太陽光です(図1~3)。
季節と共に日射量が増え、
順調に太陽光パネルの発電量も増えています。
先月同様、今年の3月は、
昨年、一昨年と比較して日射量(図1中折れ線グラフ、グレー)がやや低調でしたが、
前回ご紹介したように、高性能なニチコンパワコンのお陰で、
発電量(図1中棒グラフ、グレー)は
昨年、一昨年同等レベルとなってくれていますv
交換前の12年間使用していた三洋製パワコンに対して、
交換後のニチコンパワコンが新型なりの高性能を出してくれているのか?
をチェックするのが図2です。
参考スペック)
・三洋パワコン効率 94.5%
・ニチコンパワコン効率 95%
スペック上の差は変換効率0.5%だけでしたが、
図2の回帰式の傾きの差から、
ほぼ1割の発電効率向上が得られていますv
このままの高性能を今後も維持して欲しいところです。
毎日正午ごろの太陽光発電のピーク出力については、
HEMSに残っている1時間平均の最高値を
下の図3に示しています。
(先月の予測方法から、前回見直しています)
前回見直した方法で、
この3月末までは実績と予測が良く一致していそうです。
4月からはパネル温度による発電効率への影響が見えてくる季節です。
我が家の三洋電機製HIT太陽光パネルは、
パネル温度上昇による発電効率の低下が起きにくいとのことですが、
ここから、どちらのカーブ(図3の青 or グレー)に乗っていくかも、
フォローしていきたいと思います。
以上、太陽光発電については、依然として順調に作動してくれているようです。
EV動向
お次は、EVです(図4)。
ランコス参考
原チャ 3円/km
最新ディーゼル車 5円/km
最新ガソリン車 6円/km
我が家の軽自動車 14円/km(15年前のトルコン式トールワゴン)
3月のEV電費(黄色線)は、
更に気温が暖かくなって来たおかげでヒーターの使用が少なくなり、
2月と比較して、更なる改善をしてくれました。
また、ランコス(青線)については、
3月は「ほぼ無料」となりました。
(グラフの欄外にまで下がってしまっています)。
これは、
・毎日の用事の経路に無料の充電ステーションがあること、
・結果、深夜電力でのEVへの充電を殆ど行わずに済んだこと、
・日中の無料太陽光発電でEVへも大量に充電出来たこと、
によるものです。
例えば、下の写真1は昨日、お昼頃の太陽光発電、充電の状況です。
これは、確かにチャンピオンデータではありますが、
据置蓄電池、EVともに満充電されて、
溢れてしまった電力が売電に回っています。
我が家の使い方の場合、春はEVに無料で乗れてしまうようです。
電力供給・消費動向
図5と6は、
家とEVへの電力供給と消費の動向です。
まず供給側ですが、
図5にオレンジで示す系統からの買電が、
1月・2月と比べて劇的に減っていることがわかります。
これは、青の太陽光発電が季節通りに増えてくれたことと、
グレーの経路充電(ほぼ無料)が増えたお陰です。
一方、図6の消費についても、
気温上昇により自宅分の電力消費(図6中の青)
が例年通りの傾向で減ってくれています。
これも、3月の系統からの買電が減ってくれた要因の一つです。
参考として、
図7に平均気温vs自宅消費電力の関係を示します。
3月(グレーの3点目)は、例年のカーブと良く一致しています。
電力単価動向
最後に電力単価(含・EV経路充電料金)です(図8)
3月は
EVがほぼ無料で経路充電により利用出来たこと
太陽光が連日とても元気に発電してくれたこと
などが効いて、
約8円/kWh(自宅+EV)
と、これまでの安価記録を破る空前の低単価で過ごすことが出来ました。
(燃料調整、再エネ賦課を含まず)
しかも、国の施策?もあって先月は燃料調整費も安価となり、
EVに1300km以上乗った月にも関わらず、
電気料金の請求でも、昨年同月と比較して1万円以上減りました。
(しかもガソリン代の負担もなし)
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以上のように、
・V2H
・EV
・この時勢でも無料を続けて下さっている経路充電
のお陰で、空前の光熱費+ガソリン代の安価な生活が出来ています。
4,5月は更にEVの電費が良くなり、
太陽光も大量の発電をしてくれるため、
もっと安価に1ヶ月を過ごすことが出来ると予想しています。
全く導入メリットが見えなかった冬とは大違いで、
このペースなら、V2H、EV投資の早期回収も夢ではなさそうです。
次回も、5月初旬頃に4月分の電力動向をご紹介させていただきます。
では、今日はここまで!