梅雨で気付かないうちに凄く暑くなってました。
(たまに晴れると日差しが痛い、肌が焼ける)
で、パネルの発電電力が伸び悩んでいます。
図1はこの1カ月の
正午頃1時間の累積発電量と、瞬間的な最高発電出力の推移です。
夏至(6/21)に近づき太陽が真上になるにつれ、
瞬間の発電出力(青)は順調に高くなって行きますが、
1hrの累積値(オレンジ)は4 kWを超えてくれません。
梅雨で1hr連続の日射が減っているから?
いや、梅雨の合間の「今日は行くだろう」と期待した快晴時でも、
「4 kWの見えない壁」wに遮られました。
我が家のパネルは公称出力で合計5 kW。
(0.21 kW × 24枚)
これが4 kWで頭打ちになるということは、
どこかで2割ほどロスっていると言うことになります。
HITパネルの温度特性は、
1℃上昇で0.25%程度の発電効率低下。
つまり、冬と比較して+70~80℃のオーダーで、
パネル温度が熱くなっていないと説明が付きません。
先日は気温との相関で整理しましたが、
太陽光パネルは黒系の色をしており、
輻射熱を反射せずに内部に貯めこむため、
パネルの壁温がもっと上昇していると言うことですよね。
簡易的に放射と対流による熱収支を計算すると、
真夏のパネル壁温は約70℃と見積もられました。
各パネル施工業者さんの記事でも、
夏のパネル温度は70℃以上にはなるので、
単結晶式パネルで2~3割、
アモルファス系のHITパネルでも1~2割は効率が落ちると
書いてありました。
よって、「終日ピーカン」の日よりも、
「曇り時々晴れ」のようなの日の方が、
パネル温度が上がらずに日射だけが増えるので、
この「夏至」の時期なら図1の通り瞬間出力値が
パネルの公称出力(我が家の場合 5 kW)を超えてくるわけです。
それにしても、
今回の 5.2 kW なんて高い出力、
この14年間で初めて見ましたよ。
そこは、高効率なニチコンさんの新型パワコンのお陰もあるのかと。
う~ん、でもパネル壁温かぁ・・・・
表面を水で冷やすとかすると効果ありそうですけど、
そのための循環ポンプの施工代やランコスはpayしないだろうし。
(そんな猛者のページも拝見しました)
ヒートシンクは日射を遮らない裏面に貼るのでしょうが、
それでどれだけの効果があるのか・・・・・?
でも今回、Spec上の公称出力レベルの発電が出来たわけで、
我が家のパネルには、まだ大きな劣化や汚れはなさそうですv
14年前、我が家へ訪問販売に来られた代理店の営業さんが、
「パネルは何十年規模で壊れませんから」
と仰っていたのを思い出します。
(一方、パワコンはそんなに持たないそうですので、皆様ご注意を!)
****************************
毎度のことながら、
販売会社の営業さん、製造元の旧三洋電機さん、
疑ってすみません。
Viva 日本製品の品質!!
でも、もし1枚でも壊れると、
保証外は当然としても、
もう売っていないモデルですので、
部分交換が出来るのかも気になるところです。
屋根上に業者が施工する太陽光パネルの場合、
直列接続と並列接続を組み合わせているため、
1枚壊れても24枚が全滅にはなりませんが、
恐らく2割弱程度は影響を受けるのかと。
今の内から、
相談できるところを探しておくこととします。
では、今日はここまで!