梅雨が明け、太陽光が戻ってくると、
いつの間にか、真夏でした(^^;
日差しが痛い・・・・・皆様もご自愛ください。
さて、卒FITの我が家が蓄電池を導入したのは、
無料の太陽光電力を、可能な限り自宅で使って、
極力、系統の電気を買いたくないからです。
今日は、それが季節によって、どのように達成できているか?
のお話です。
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1.関連仕様
太陽光パネル 5kW(SANYO HITパネル)
据置蓄電池 7kWh(ニチコン トライブリッドT3)
2.天気
太陽光なので晴れていなければなりませんが、
「快晴Must」かと言うとそうではなく、
「気象庁定義の天気」の内、以下の天気なら、蓄電池を満充電出来ていました。
快晴、晴、晴一時曇、晴後曇、薄曇、曇時々晴、曇後晴・・・・
つまりは、天気に「雨」や「雪」の文字が無い日であれば、
我が家の太陽光パネルは、据置蓄電池を満充電に出来るポテンシャルがあり、
そんな天気は、図1の通り、1年の概ね7割を占めていました。
3.太陽光と据置蓄電池だけで自給自足出来るか?
これは、ほぼ不可能でした。
我が家の1日当たりの消費電力は、30~60 kWh(春秋少なく、冬が多い)。
一方で、太陽光の発電能力は、0~30 kWh.(春多く、冬少ない)。
従って、下図2の通り、総量だけであれば、
春の快晴時に供給が需要を上回りそうなのですが、
我が家の据置蓄電池は、容量が7kWhしかなく、
太陽が沈んだあと10時間程度続く夜を、その7kWhだけで過ごすことが出来ません。
ただ、容量が35 kWhあるEVの電池も活用できれば、
ギリギリ自給自足出来そうではあります。
(でも、我が家のEVは良く出掛けるので、上では「ほぼ」不可能としました(^^;)
4.太陽光発電による蓄電電力はいつ使うか?
前項の通り、
EVが出掛けている時の我が家は蓄電池の容量が小さいため、
「宵越しの電気」を翌日の朝に使うことは出来ず、
「朝の家事戦争」時間帯の電力は、
系統から深夜電力を買って蓄電池に貯めた電気を使っています。
結果、我が家の場合は、
昼の太陽光余剰電力を蓄電池に貯めた電力は、
「夜の家事戦争」時間帯の電力として活用します。
5.余剰太陽光で貯めた電力は、夜何時まで持つか?
理想は、深夜電力時間帯の始まる夜23時まで持ちこたえてくれることです。
最低でも、朝晩電力時間帯の始まる夕方17時までは持ちこたえてくれる必要があります。
図3は、夜の買電が始まった時刻の年間推移をオレンジで示しています。
赤の2本の破線が朝晩電力時間帯の始まる17時と深夜電力時間帯の始まる23時です。
参考として、太陽光パネルが発電している時間(朝6時~夕方18時までなら12時間)を青で併記しています。
やはり、太陽光の1日の発電時間が9時間前後と短く、
暖房による消費電力が多い冬季は、
買電の開始時刻も早まります。
ギリギリ17時よりも早まりそうな日もありましたが、
この1年間は何とか日中の単価が高い電気の購入は回避できています。
一方で、太陽光による1日の発電時間が12時間を超え、
空調による消費電力も冬季よりは穏やかな春先から初秋にかけては、
夜の23時近くまで蓄電池に貯めた電気が持つ日が多く見られました。
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以上のように、
我が家の5kWパネルには、
据置蓄電池7kWhはリーズナブルな容量と言えそうです。
トライブリッドT3は
オプションで7kWhの据置蓄電池をもう一台追加することが出来、
そうすれば、EVが居ない日でも自給自足が余裕で出来るようになりますが、
図2の通り、そんな需給バランスが満足できるのは、
年に3カ月程度と期間が短く、
追加電池の投資回収は厳しいと見ています。
未装着オプションがある・・・・
空いているコネクタがある・・・・
ガジェットヲタとしては心躍る状況ですが (^^;
では、今日はここまで!