9月の電力動向 2023年9月

恒例の我が家の電力動向、
今回は9月分のご紹介です。

導入時期参考)
 ・EV導入    2022年6月~
 ・V2H導入   2022年10月~
 ・電力単価改定 2023年7月~

秋分を迎え、
一気に涼しくなり、日も短く低くなりましたね。

9月は先月と比較して大きく日射量を減らしたものの、
それでも、この20年間で最も日射量が多い9月でした。

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1.太陽光動向
まずは、太陽光です(図1~4)。

図1の各月毎の日射量と発電量のグラフに追記した一点鎖線は、
過去20年間における日射量の最高値と最低値です。

図1 太陽光発電動向(月ごとの変化、日射量9月としては記録的な高さ)

グレーの2023年の日射量を見てお分かりの様に、
今年前半は平均的な日射量でしたが、
梅雨明けの7月からこの9月までは、
記録的に日射量の多い3カ月間となりました

よって、太陽光発電量も例年と比較してとても多く、
気温上昇による空調の電気代上昇分を差し引いても、
後述しますが例年と比較して
かなり電力単価に優しい3カ月でもありました

図2、図3の日射量vs発電量のグラフに、
9月のプロットを矢印付で示します。

図2 太陽光発電動向(全天日射量vs発電量、矢印が9月)
図3 新旧パワコンによる発電能力比較

先月8月と同様に、この9月のプロットも、
1次回帰線並みの発電量が得られており、
6月や7月に見られたような
パネルの壁温上昇による発電効率の低下は、
抑えられた形
となっています。

このように数字上の日射は減りつつありますので、
あとは、地面の温度さえ下がってくれれば、
ようやくこの猛暑も収まるのかと。

図4に、毎日正午ごろ1hrの
太陽光発電のピーク出力を示しました。
発電量の予測方法はこちら

図4 正午ごろの太陽光発電ピーク出力(1hr平均)

この図4でも、
パネル壁温上昇の影響を受けた6月、7月と異なり、
8月、9月の発電量は温度補正ありの予測発電量(オレンジ線)を超えて、
補正なしの予測発電量(グレー線)に近い発電量が
得られていることが分かります。

「過ごしやすい秋」到来ですね。

2.EV動向
お次は、EVです(図5)。

ランコス参考
 原チャ       3円/km
 最新ディーゼル車  5円/km
 最新ガソリン車   6円/km
 我が家の軽自動車  14円/km
(15年前のトルコン式トールワゴン)

図5 EV動向

9月のEV電費(黄色線)は、
気温の低下に伴うカーエアコンの使用電力が減ったために
8月よりも改善しました(例年通りの傾向)。

秋は1年で最もEVの電費が良くなる季節です。
どこか遠くへ行きたくなるのも無理ないことです(しみじみ)。

でも、先日お話しした通り、
希少ガジェット獲得のための日帰り長距離ドライブ
あまりにも度を越していたために、
9月はZESP3の定額充電範囲を大きく超えてしまって、
我が家のリーフのランニングコスト(青線)は
 約1.9円/km
と、この半年では最も高い運用コスト
となりました。

それでも、最新のガソリン車と比較して、
まだまだ超安価な運用コストではありますが、
 リーフは1日300キロまで
との鉄則を思い知らされました (^^;

3.電力供給・消費動向
図6と7は、
家とEVへの電力供給と消費の動向です。

我が家の電力消費の概略内訳はこちらこちら

図6 供給電力動向
図7 消費電力動向

まず供給側(図6)ですが、
前述の通り、青の太陽光発電が8月に続き好調なのと、
先月同様、我が家の省エネ活動が功を奏し、
更に、気温がやや下がって自宅電力消費も抑えられたために、
オレンジで示した系統からの買電は少なく抑えられた形となっています。

結果、図7の消費側でも、
9月の自宅電力消費が8月よりも抑えられたことにより、
EVの走行距離が長くて走行電力消費も嵩みましたが、
9月のトータルでの電力消費は少なく済んでいます。

太陽光余剰売電(図7グレー棒部)については、
T3導入の昨年10月以降殆ど発生させず、
自宅内消費に回せています。

参考として、
図8に平均気温vs自宅消費電力の関係を示します。

図8 平均気温と自宅消費電力量の関係(矢印が9月、更なる省エネ達成!!)

9月(矢印付のグレーの点)は、
この数年で、最も1カ月の消費電力が少ない月となりましたv

これは、我が家の省エネ活動・・・
 ・空調温度1℃我慢
 ・サーキュレーター導入
 ・PCスタンバイ化
 ・エコキュートの太陽光余剰電力利用
などが効いたお陰ですv

10月はもっと過ごしやすい気温となる筈なので、
更なる省エネ記録更新を目指しますw

4.電力単価動向
最後に電力単価(含・EV経路充電料金)です(図9)

図9 電力単価動向(燃料調整・再エネ賦課含まず、EVの経路充電料金負担は含む)
  (2022/8、10、11、12月はZESP3を最高価オプションで利用
   それ以外の月は、最安価オプションで利用)

7月から電力会社の電力単価が値上げされていますので、
図9の7月以降はその値上げ後の単価を用いています。

上述のように
9月は太陽光が頑張ってくれ、
我が家の節電活動で自宅の消費電力も少なかったのですが、
EVで1日700キロ以上も走るという暴挙wにより、
ZESP3による経路充電の課金が増加してしまったため、

 約14.0円/kWh(自宅+EV)
 先月比+4.5円/kWh、昨年同月比+0.5円/kWh

と、先月からは大きく悪化してしまいました。
(燃料調整、再エネ賦課、激減緩和補助金を含まず)

重ね重ねEVは、太陽光か自宅の深夜電力による充電が必須です。
(無料の経路充電が使えるなら更に良し)

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以上、9月は依然として記録的な日射量により太陽光パネルの発電量が多く、
かつ、我が家の省エネ活動により自宅の消費電力も少なかったのですが、
EVの無謀な長距離ドライブがそれらの恩恵をぶち壊した形となりましたw

気温が20℃前後で、
空調に費やす電力が極小となる10月は
省エネ記録更新のチャンスですw

何とか元の低単価に戻したく「心を入れ替えてw」頑張ります。

次回も、11月初旬頃に10月分の電力動向をご紹介させていただきます。

では、今日はここまで!

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