「寸止めSOC」の気温による変化 2023年11月

このところ、前日との気温差が15℃もあるため、
服装や布団の枚数を間違えることしばしばです。

我が家の柴犬様も、
例年なら冬毛への換毛が済んでいる時期にもかかわらず、
今年はまだ抜け毛がそんなに増えてきていません。

彼の野生は、
「まだ、早い」
と感じ取っているのかも知れませんねw

一方、そんな野生を忘れ去った人間の道具である我が家のT3の設定には、
この連日、大きく右往左往させられています。

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前回、ここで紹介しました、
買電・売電を極力防止するための「寸止めSOC」は、
翌日の余剰太陽光電力量を如何に予測するか?
が重要です。

余剰太陽光電力量は、
 太陽光発電量 - 消費電力量
で算出されますので、

 ・電力消費側の自宅の消費電力量の気温による変化(図1)
 ・電力供給側の太陽光発電量の天候や季節による変化(図2)

の両方を深夜電力による充電が始まる前の
前日の晩までに予測しておく必要があります。

図1 我が家の平均気温と自宅消費電力量の関係(2023年実績)
図2 我が家の太陽光発電量の季節変化(2023年実績)

つまり、翌日の据置蓄電池の「寸止めSOC」を決めるためには、
 ①季節による日射量予測値(快晴時)
 ②天気予報による快晴時からの目減り量
 ③気温による消費電力の変化
の3つを使用することとなります。

HEMSに残った発電量、消費量の実績値と、
気象庁の平均気温・天候実績データベースを照合することで、
この1年における我が家の「寸止めSOC」を整理したのが図3です。

図3 我が家での平均気温・天候による「寸止めSOC」(2023年実績)

空調の消費電力が少なくて済むため、
気温が20℃辺りで「寸止めSOC」がBottomとなります。

Bottomから同じ10℃の変化でも寒い場合の方が「寸止めSOC」が多くなるのは、
空調は寒くても暑くても消費電力が増えるものの、
エコキュートは暑いと消費電力が減るためです。

真冬はその他の季節に対して
60%も多めに据置蓄電池を深夜電力で充電しておく必要があることが分かります。

また、天候による変化も大きく、
曇りだと20~40%、雨だと60~80%も充電量が増えます。

以上の傾向をマップに纏めたのが次の表1です。

表1 我が家の「寸止めSOC」季節・平均気温・天候マップ(2023年実績から作成)

ただし、T3の据置蓄電池は、
深夜電力による充電上限SOCを 20,30,40,50,60,70,100 の7通りのみ設定可能なため、
実際の設定は次の表2のようになります。

表2 我が家の「寸止めSOC」季節・平均気温・天候マップ(T3仕様に合わせて数値を丸めたもの)

当面はこのマップを頼りに据置蓄電池の深夜電力による充電量を設定し
買電・買電防止効果を検証していきます。

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さて、柴犬様を連れて、
リーフで2泊3日の旅行に行ってきました。

リーフの旅行は1日300キロまでのルールから、
当初、総延長を900キロで計画しましたが、
寄り道や充電器故障などのトラブルもあり、
結局1000キロ程度の走行距離となりました。

途中、積雪もあるなどとても寒かったお陰か、
充電によるバッテリー温度の上昇も抑えられ、
真夏のような夕方3回目の急速充電時に
電気が入ってくれないジレンマは起きませんでしたが、
逆に、SOC10%を切るとあっと言う間に0%表示になって焦りました。

携行していたポタ電のコンセントから1時間の普通充電をし、
なんとか5キロ先の充電スポットに辿りつき事なきを得ました (^^;

それが、寒い気温のためなのか、
7年目に突入した我が家のリーフのSOH劣化によるものなのか、
は分かりませんが
今後は、よりコンサバな旅行計画をしないと危なそうです。

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あれ、心なしか柴犬様が昨日よりもモッフリしている・・・・?

では、今日はここまで!

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