定点観測 SOH劣化 2024年1月

トライブリッドT3の据置蓄電池と
日産リーフZE1のSOH劣化状況を紹介します。

*************************

1.T3据置蓄電池(図1)

図1 トライブリッドT3据置蓄電池SOH劣化

T3はSOHの情報をユーザーには教えてくれないため、
ここでは、SOCで0~100%まで充電した際の所要電力量で計算しています。

図1の通り、
当初1か月は指数的にSOHの劣化が進みましたが、
その後はほぼ経過日数でリニアに劣化が進んでいます。

ニチコンの保証契約によると、
15年は50%の容量保証をする
となっています。

しかし、図1の通り、
1年で約9%の劣化ペースとなっており、
このままリニアな劣化が進みますと、
保証期間の15年目を待たずに、容量が0%になりそうでです。

容量が50%を下回った場合には、
無償修理していただけるとのことですが、
ちょっと心配です。

2.ZE1日産リーフ40kWh(2017年式)(図2、図3)

図2 リーフSOH 経年劣化(矢印が最新データ)
図3 リーフSOH 距離劣化(矢印が最新データ)

こちらのSOHは LeafSpy を使っています。
図2、3の数字はセグ(現状は1セグ欠けの11)の予想時期です。

走行距離よりも経年での整理の方がリーズナブルに見えますね。

*****************************

以上、リーフの次期セグ欠け(11→10)は、今年末位を予想しています。

一方で、ニチコンの据置蓄電池は
ちょっと先行きが心配な状況です。

では、今日はここまで!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA