大寒を迎え、我が家も気温が氷点下となることが多くなりました。
そして、今年も来ました。
据置蓄電池の充電速度が上がらず、太陽光発電の売電が発生しました。
所謂、鈍行運転( 命名 私 (^^; )です。
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Spec上、T3の据置蓄電池の最高充電速度は、
3kW
です。
しかし、気温が低いと、これが
0.7kW
程度で頭打ちとなります。
その例を図1に示します。
図1は、ともに夜間電力でSOC 50%まで充電し、午前中の余剰太陽光電力による充電が発生した、この冬の快晴の日の据置蓄電池の運転状況です。(a)は平均気温が7℃の時、(b)は2℃の時であることが異なります。
通常運転が出来た場合の(a)では、11時台に1kWhを超える充電が出来ているのに対し、鈍行運転になってしまった場合の(b)では、12時台になっても充電速度が0.7kWh程度で頭打ちになっていることがわかります。
トライブリッドT3のマニュアルに依ると、据置蓄電池は
「使用温度範囲 -10℃ ~ 40℃」
であり、
「温度が使用範囲外になると待機状態もしくは点検コードを発報し停止しますが、範囲内に戻ると自動的に復帰します。なお、温度範囲の上限もしくは下限付近になると、蓄電池保護のため、充放電電力が低下します。特に、温度が低い時は、充電電力が低下します。」
と記載されています。
昨年も今年も、この「鈍行運転」が発生するのは、
1月下旬から2月上旬にかけてのこの「大寒」の前後ですので、
据置蓄電池の充電速度の低下は、やはり故障ではなく、
Spec通りに蓄電池保護のための充電電力制限が発生したためのようです。
この制限防止のため、
最近のEVのように蓄電池ヒーターなんかを装備しても、
そのための電力消費やコストアップもありますし、
この充電電力制限が発生するのは、
1年でもこの真冬の数週間のみですので、
ニチコンさんはバランスの良い設計をされているのかと。
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う~ん・・・・その温度閾値に興味があります。 ← ヲタ!
蓄電池内にユニット温度を計測する温度計がある筈なのですが、
ユーザーにはそのデータは見せてくれないので、
ガジェット倉庫から屋外用の遠隔温度ロガーを引っ張り出して、
蓄電池の側に置いてみることにします。
直接、電池壁温を測りたいところですけど
ユニット開けたら当然保証外なので、
まずはユニット近傍の気温と鈍行運転の相関を見て
またここで紹介します。
では、今日はここまで!