既報の通り、リーフの調子が悪くなって来たため、
代わりの新EVとして 三菱ekクロスEV を購入しました。
今回は、その選定理由についてご紹介します。
1.EV用途の変更
今回の買替を機に我が家でのEVの用途を変更しました。
我が家でのリーフの用途は、
① 家族の通い(月 1500キロ、1名乗車)
② 近所の買い物(月 100キロ、2名乗車)
③ 旅行(月 500~1000キロ、柴犬様w+2名乗車)
④ 余剰太陽光電力の蓄電(Max 15 kWh/日)
でした。
この2年間のリーフ運用で、
③の「旅行」用途はEVならではの楽しさも多々あったのですが、
(直ぐ休憩となるので、柴犬様にも好評・・・・w)
充電性能から1日あたり300キロまでの制限(電池が過熱して充電が入らなくなる)と、
数か所訪問するたびに、次の充電場所を探す手間から、
今回、新EVの用途からは外すこととしました。
今後の③の「旅行」用途は、
既所有の満タン航続距離1000キロ超のディーゼル車に移すこととします。
2.必要な電池容量
用途から「旅行」が無くなると、
EVは毎晩必ず自宅に戻ってくることになるため、
我が家の使い方「①:通い」や「②:買い物」であれば、
80%充電での航続距離が、100キロ もあれば十分となります。
電費 8キロ/kWh として、
電池容量は 20 kWhで十分であり、
20kWhあれば、我が家の用途「④:V2H」にも過不足なしです。
そして電池が少なければ、重量も軽くて済み、
電費にも有利となります。
図1は充電ポート位置の比較。
ようやく自宅での前向き駐車から解放されます(^^;
3.トライブリッドT3のV2Hに対応していること
ニチコンさんのトライブリッドT3は、
同社の従来型EVPSと異なり、対応車種がかなり少なく、
以上の条件を現状で満足できる新車は、
日産サクラ、三菱ekクロスEVの軽EV兄弟車のみとなります。
トヨタ・ダイハツ・スズキやホンダの軽商用EVは、
T3に対応するかが現時点では不明なことと、
ASAP納車の条件を満足していないこと、
そして、やはり5ナンバーが欲しいので落選。
三菱のアイ・ミーブやミニキャブ・ミーブはT3に対応していますが、
ともに、もう設計が古いので避けました。
4.充電カードが決め手
サクラとekクロスEVは兄弟車なので、
走り、電池容量(航続距離)、V2H、サイズなどに違いはありません。
ただ、ベースのガソリン車からEV化するにあたり、
外観や内装をかなり頑張ったサクラの方が、
累計国内販売台数 サクラ 7万台 vs ek 1.5万台
と圧倒的な人気を博しています。
余談ですが、
三菱さんもekクロススペースを
デリカミニに衣替えしただけで、
爆売れになったのですから、
その内、ekクロスEVについても意匠変更がありそうですね。
さておき、
私も家族も、ekクロスEVのデザインが好みだったことと
(低く見える、強面、FWDだけどクロスオーバーSUVだしw)、
表題の通り、
「三菱の充電カード」が日産のZESP3と比較してとてもお得だったからです。
表1に両社の充電カード料金の比較を示します。
日産 ZESP3 プレミアム100 | 三菱自動車 電動車両サポート プレミアム | 特記なき場合は税込 | |
月額基本料金 | 4400円 | 1650円 | |
急速充電単価 | 44円/分 | 5.5、8.8、16.5円/分 | 三菱D、その他、他社D |
急速充電無料 | 100分まで | 500円分(税抜)まで | =100分(三菱D)まで |
普通充電単価 | 3.3円/分 | 無料 | \(^_^)/ |
普通充電無料 | 600分まで | 無制限 | \(^_^)/\(^_^)/ |
我が家の使い方(月2000キロ程度走行)の場合、
自宅の夜間電力での充電よりも、
三菱Dでの急速充電で運用した方が、ランコスが安価となります。
しかも、
日産のZESP3では月の無料分に上限が設けられてしまった普通充電が、
三菱カードでは、依然として上限なしの無料に据え置かれています。
企業努力をどこまで頑張って頂けるか?
誠に自分勝手ながら応援していますw
遠出の旅行には使いませんので、
全国の充電ステーション数の差(日産 1800基 vs 三菱 450基)ではなく、
日頃の通いや買い物などの範囲内に三菱Dがあれば問題になりません。
「充電器が少ないと混んでいるかも」って?
累計販売台数
日産
サクラ 7万台
リーフ 17万台
アリア 1万台
合計 25万台
三菱
ekクロスEV 1.5万台
エクリプスクロスPHEV 1.5万台
アウトランダーPHEV 4.5万台
合計 7.5万台
と、三菱車は日産車と比較して台数も少ないですし、
しかも、三菱車の場合は、
「お代わり充電」が必要になるような容量の大きな電池の車種も無いので、
日産Dよりも、充電待ちになるケースはかなり少ないと予想しています。
(そんな日産Dでも、これまで充電を待ったのは20回に1回くらいの頻度)
今後、同社のEVやPHEVに
サクラのような超ヒット商品が出てこないことを祈るばかりです(こら!)
不気味なのは、
来年にもPHEVやBEVで登場と噂されている
次期デリカD6?ですかね。
ワンボックスで、
オールテレーンタイヤの似合うクロカン四駆?で、
PHEVってのが、
昨今の車中泊ブームも相まって、
とても売れそうなセグメントの商品かと。
(ただし、お値段もかなり高くなりそうですが・・・・(^^;)
5.納期、価格
ekクロスEVは、この5月に2024年型へのマイナーチェンジがあり、
マイチェン前の2023年型の在庫であれば、
「納期3週間ですよ」と我が家のASAP要望を満足。
出費は、
リーフ販売代金、国の補助金、自治体の補助金、型落による値引きコミコミで、
ほぼ100万円ポッキリで新車を手に入れることが出来ました。
太陽光、V2H所有で補助金大幅加算が嬉しい誤算でしたv
6.投資回収見込み改定
最後に、今回の追加出費にによる投資回収計画への影響です。
FIT開始からの累計投資回収については、
今回のEV買い替え前までは、今年中にも回収完了の見込みでしたが、
追加投資の結果、回収は2027年までにずれ込みました(図2)。
一方、EV、V2H導入(2022年)以降での投資回収についても、
導入後4,5年で完了見込みだったものが、
今回の追加投資により導入後7,8年での完了と
約3年間の後ろ倒しとなりました(図3)。
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トンネルもロケットも
要(かなめ)の機器が故障すると、
本来の目論見に大きな影響を与えます。
そもそも、なにも新しい機器を使わなければ、
壊れるリスクを気にする必要もないわけですが・・・・・
ガジェットヲタにあるまじき言動ですね (^^;
使い勝手や省エネ性能など
ekクロスEVとリーフの比較は、
しばらく乗ってみてから、またここでご紹介します。
では、今日はここまで!