ekクロスEV 初期感想(その3、メーカー純正ナビ) 2024年6月

我が家の新旧EV比較、
3回目は「ナビゲーションシステム」です。

進化著しいIT分野、
「7年の差」を感じられますかね?

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メーカー純正の9インチナビを選びました。
と言うか、即納出来る在庫車は、この純正ナビ装着が必須でした。

パっと見、形・デザインは、
最近の三菱車と同じものに見えます。
トライトン、アウトランダーなどと共通?

と言うことは、デザインは違うものの
最近の日産車のナビとも
かなりの部分は共通なのかと。

前車のリーフは、
初期型の7インチナビが付いており、
 ・配置(低い)
 ・解像度(ザラザラ)
 ・謎案内(なぜ、そこを通ろうとする?)
 ・地図更新(必ずD入庫要、更新が1年に1回のみ、しかも情報古い)
で不満がありましたが、

果たして、ekの純正ナビはどうでしょうか?

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1.配置
リーフは、エアコン吹き出し位置よりも
ナビが下にある昔ながらの配置で、
視線移動が大きく、運転中は見辛かったですが、
ekは昨今の標準配置で、メーターの並びにナビが居り、
とても見やすい配置
となっています。

2.インターフェース
ekナビの物理ボタンは、
まず、左右2つのダイヤル(押すスイッチも兼ねている)が目立ちます。

左がチューニング、右がボリュームと
かつてのカーラジオと同じですよねw

運転中に手探りで操作する場合、
ダイヤルに勝るものはありません。

私は音量ボリュームと、
エアコンの温度設定は「ダイヤル推し」ですw

画面の下にも、
物理ボタンが並んでいて、
こちらも好感が持てます。
前画面へ戻る・カメラ・交通情報・現在地・オーディオソース・進む・戻る
と、よく使いそうなボタンが並んでいます。

2017式リーフも配置こそ違え、
ボタンは同じような物理ボタンが残っていました。

その他の操作は、画面のタッチ操作となります。
一部の操作は、ハンドル左側のボタンでも操作できます。
ここもek・リーフに違いは見られません。

この物理ダイヤル・ボタン+画面タッチによる操作は、
だいぶ前から完成されていて、
この両車でも変更・進化は見られないのかと。

3.メニュー階層
明らかにリーフ純正ナビのメニュー階層の面影が
このekの純正ナビにもあり、
最近の三菱と日産の提携の深さを感じます。

我が家にとっては
慣れたメニュー階層なので
迷いがなく助かります。

4.解像度
これは、前回のカメラの項でも触れましたが、
解像度が高くなって、とても見やすい画面になりました。

高い位置に光沢なモニタ画面を設置しているので、
周囲の景色の画面への映り込みと指紋が目立ちます。
でも、私は光沢画面の方が好みです。

5.ナビゲーション案内
地図の基本画面は、リーフのやや薄黄色~ベージュ系の画面から、
ekでは基本ホワイトの画面に変更となりました。

目にはベージュ系の方が優しいのでしょうが、
光沢のホワイト系画面はきれいで新しさを感じます。

案内バリエーション
 両車ともデフォルトの推奨コース以外に、
 ・有料優先
 ・一般道優先
 ・距離優先
 ・省エネ
があり、ここもリーフとekで変化は見られません。

選んだコースで、
到着までに電池容量が不足しそうな場合には、
途中で充電スポットに立ち寄るコースを選ぶことが出来るのも
両車で同じです。

・一般道
案内ルートが黄色で表示されるのは、
リーフと同じです。

案内音声の回数、表示、タイミングも適切です。

リーフで経験した謎案内w、
 例えば、距離優先的に細い道で案内されるかと思えば、
 突然、大通り優先的になって、明らかに遠回りさせられる・・・
は、今のところ発生していません。

こう言った「ナビ案内の巧みさ」は、
かつては人海戦術だったようですが、
今は「ビックデータ+機械学習」の勝利なのでしょうかね?

・高速道、IC/JCT、PA/SA
インター、ジャンクション、PA/SAが
画面半分を使ってパネルで表示される点も変更はありません。

リーフからの進化点として、
各ICやPA/SAでの
予想残り電池容量が電池アイコンで表示されるのは
EVにとっては便利です。

6.地図更新
2017年式リーフで不満だったのは、
地図更新が日産Dに入庫しないと出来ないことでした。

しかも、更新は1年に1回のみで、
1年近く前の内容しかフォロー出来ていませんでした。
旅行中に、新しいバイパスが完成しているにも関わらず、
市街地を通る旧道ルートで良く案内されましたw

ekは昨今では当たり前ですが、
 ・PC・USBを使って自分で更新する
 ・Wi-Fi経由で更新する
 ・内臓のドコモ4G通信で更新する
での更新が可能で、年3回程度の更新が用意されています。

地図更新の感想は、
しばらく使ってみてからまたご紹介します。

7.スマホとの接続、通話、音楽再生
Bluetoothがオンになっているスマホなら、
ナビから機器接続を選ぶと、
初回に2~3クリックで疎通が開始され、
以後は自動的に疎通が開始されます。

実際に試せていませんが、
複数人で使用する場合は、
スマホを6台まで登録出来そうです。

ここも、リーフと特に変更はありません。
電話帳と連携させれば、
着信相手の名前がナビやメーター内に表示されますし、
オーディオで流している曲名が表示されるのも同じです。

8.Apple CarPlay
Bluetoothによる無線接続でCarPlayが使えるようになったのが、
リーフナビにはなかったekナビでの進化ポイントです。
(リーフはUSBでの有線接続のみでした)

前項でスマホをBT接続させる際に、
「CarPlayも使うか?」
との問いに「はい」を選択すると、
電話、音楽以外に、CarPlayの接続も自動的に行われます。

Pioneerのスマホナビソフト「COCCHi」との相性問題が発生
当初、ナビの初期不具合かと思いましたが、
純正ナビの道案内が案内開始から1分もするとリセットされ
案内を止めてしまう事象が発生
しました。

ネットで調べてみると、
iPhoneでCOCCHiをインストールしていて、
日産や三菱の最近のナビとCarPlay接続をすると、
CarPlay上のナビアプリではなく、
表側の純正ナビでの経路案内時に起きる事象とのこと。

確かに我が家のekクロスEVでも
iPhoneのCarPlay接続をしない時には、
この「純正ナビ側での案内中止」の事象は発生しません。

「でも、スマホアプリが表側のナビシステムに影響を与えるかね?」

と半信半疑でiPhoneからCOCCHiをアンインストールしてから
ekのナビにCarPlay接続してみると、
確かにこの不具合事象は発生しなくなりました。

まあ、表側のメーカー純正ナビと
AppleCarPlay側のナビアプリを同時に使う必要は無いのですが、
ディスプレイオーディオを装着してある
我が家の他の車に乗るときに、
COCCHiは便利に使っていましたので、この相性問題は残念です。
(ネットのこの不具合事象に関する口コミは
 この4月頃からですので、そのうち直るかも知れませんね)

COCCHiは、カロッツェリア譲りの
見やすい画面と巧みなルート案内が気に入っていたのですが、
この機会にCOCCHiのサブスク登録も解除し、
AppleCarPlayのナビアプリを使いたいときは、
無料でも結構使える「Yahoo!ナビ」に回帰することにしました。

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以上、リーフとekの
「メーカー純正ナビゲーションシステム」を比較してみました。

2017年式リーフの純正ナビで不満だった
 ・配置が低い
 ・解像度が低い
 ・謎の経路案内
 ・地図更新が面倒
は、このekのナビでは全て解消されていました。

ただ、
「進化著しいIT機器分野での7年の差
までは感じませんでした。

と言っても最近のトヨタのメーカー純正ナビの様に、
近所のグルメ情報が割り込んでくるのは勘弁ですがw

こちらも今後、長く使ってみてから、
また、感想を更新したいと思います。

次回は「走り・乗り心地」について紹介します。

では、今日はここまで!

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