我が家の新旧EV比較、
6回目は「運転支援システム」です。
ここでは、
「事故防止の支援機能」は除き、
(試せませんし・・・・・w)
高速道路・自動車専用道で使用する
「運転支援機能」の初期感想を紹介します。
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1.操作方法
ご存じの通り、
ekはリーフと従兄弟の関係であり、
ekの「マイパイロット」の操作方法は、
リーフの「プロパイロット」と全く同じです。
ハンドル右側の
マイパイロットボタン(写真1)を押し、
更に速度調整の下ボタンを押せば
レーンキープ(LKA)とアダプティブクルーズコントロール(ACC)がONになります。
ekのマイパイロットは、
日産での「無印プロパイロットのナビリンク無し」相当ですので、
最新のプロパイロット2.0のようなハンズフリー機能までは装備されていません。
つまり世代的には前車の日産リーフと同じ世代の支援機能のはずでしたが、
乗ってみると、細部でいろいろ改良されていました。
2.車線維持支援機能(LKA)
高速道や自動車専用道での車線逸脱に対するハンドル補正操作が
僅かな差ですが、ekはリーフよりも自然になりました。
ドライバーのハンドル操作への反力もリーフより少なめですので、
ドライバー操作に過度に介入しない付近の味付けが巧くなったようです。
その上で、ekは車線の中央をしっかり維持して走行してくれます。
個体差かもしれませんがリーフは若干左側の車線に寄る傾向があり、
神経質に車線の中央に寄せようとする私と
リーフのLKAシステムがいつも喧嘩をしていましたw
ekではその喧嘩がなく、心穏やかに巡航できますv
また、ドライバーがハンドルを掴んでいるかのセンサーについても、
リーフの場合は感圧センサーなのか、
かなりしっかりとハンドルを握っていないと
直ぐにシステムに怒られましたが、
ekでは静電容量などを用いた接触式センサーになったようで、
片手をハンドルに乗せているだけでもシステムに怒られなくなりました。
触れている位置は、ハンドル全周のどこでも大丈夫なようです。
本線走行中にICやSA/PAの出入口付近では
路面上の車線ペイントが当然途切れます。
または、経年で車線のペイントが薄くなっている箇所もあります。
リーフは、そんな際にカメラが車線を見失うため、
都度、一時的にLKAが解除されました。
日産は対策として、
プロパイロットをナビとリンクさせることで
ナビで経路案内中の場合は、出入口・分岐部分でも、
LKAを継続させる無印版の上位バージョンを投入しています。
ekのマイパイロットには、そんな上位のナビリンク機能は無く、
ペイントの車線が途切れている場所で
リーフ同様にLKAの一時解除は発生しています。
リーフよりもLKAが解除、復旧するときの音が
聞こえやすいものになったのが気づいた改善点でした。
3.アダプティブクルコン(ACC)
ekはリーフと同じく、
ACCは全車速追従機能付きとなっています。
また、渋滞内で完全に停止した場合、
自動で再スタートしてくれるのは、停止から3秒以内なところも、
リーフと変更はありません。
前車との車間距離は、
最も車間を広く設定しても、
リーフは時速100キロで走っていて、
車間は50m程度までしか開いてくれませんでした。
ekでも依然として、時速100キロ時に最長でも50m程度と、
車間距離が教習所での指導wよりは短めです。
単眼+レーダー、センサーによる日産方式の限界なのかもしれませんね。
時速100キロ時に、長50m、中40m、短30m程度の設定かと。
まぁ実際、高速道で車間を100mも取っていたら、
直ぐに割り込まれますので、
日産、三菱のACCのMax車間距離の設定は、
実用的なのかも知れません。
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以上、リーフとekの
「運転支援システム」を比較してみました。
リーフとekで車格は違いましたが、
支援システムの世代は同じだったためか、
両車で大きな差は感じませんでした。
いくらか熟成が進んだと言ったレベルかなと。
こちらも今後、長く使ってみてから、
また、感想を更新したいと思います。
次回は「充電性能、バッテリークーラー」について紹介します。
では、今日はここまで!