AI自動制御 8月実績 2024年8月

猛暑と台風が交互に来ているような気がします(+o+)

インフラ被害もさることながら、
熱衝撃試験されているようで、体もおかしくなります。

さて、標記の件、8月の1カ月間での試行運用して来ました。
今回はそのサマリ紹介となります。

***********************

8月の通算戦績は、
30戦13勝8敗9引分
となりました。

勝ち負けの定義は、
据置蓄電池の理想充電量に対して、
AI自動制御による充電量の差が、

 勝 ・○・青 ±20%以内
 引分・▲・黄 ±40%以内
 負 ・×・赤 ±40%よりも誤差が大きい場合

としました。結果、勝率は 4割3分3厘 と散々な結果でした。

図1は8月初日から末までの標記試行で、
AI自動制御による充電量の理想値との誤差の推移を示しています。

図1 AI自動制御による据置蓄電池充電量の理想値との誤差の推移(2024年8月)

月の前半は比較的天候が安定していたこともあるためか、
誤差が20%以内の日(勝判定w)が支配的でしたが、
台風等で天候が不安定となってきた月の後半は、
引分か負けの日が殆どで、しかもその誤差も絶対的に多い日が相次ぎました。

なぜだか、1度充電量の予想を外すと、
輪をかけて同じ方向に予想を外すことが多く、
FBの正負をどこかで間違えているような挙動が相次ぎ、
そのまま勝率を改善できずに月末を迎える結果となりました。

台風による局所的な天候の悪化は、
確かに予測は難しいところがありますが、
明らかに明日は雨だと予想出来ている日に、15%しか充電しないとか、
逆に快晴予報の日に100%の充電してしまうなど、
月の後半は歯がゆい日が多くありました。

図2は、翌日の太陽光発電量とAI自動制御による前夜の充電量の関係の実績プロットです。

図2 翌日の太陽光発電量とAI自動制御による前夜の据置蓄電池充電量の関係実績(2024年8月)

我が家の場合、8月の1日の太陽光発電量は、
 ・晴 18kWh以上
 ・曇 8~18kWh
 ・雨 8kWh以下
となります。

図2から、曇ぎみ、1日の太陽光発電量にして8~18kWhの日に、
AI自動制御による据置蓄電池の前夜充電量の設定で迷いwが見られます。

また、図2で右上付近にある赤い点の集団がも目立ちます。
明らかに翌日は快晴の予報なのに、前夜に100%近く充電してしまった集団です。

ニチコンさんの「AI自動制御」のマニュアルによると、
「ユーザー宅の消費電力量が、
 一定の基準値を超えた日が一週間のうち2日以上発⽣した場合、
 満充電の指示を出す制御を行っている」
との記載があります。

このモードに入ったために、快晴予報でも100%充電が行った可能性もあったのですが、
この「一定の基準値」がどう言った値なのかは不明なものの、
前夜からの据置蓄電池100%充電が相次いだ中旬以降の日で、
特別、消費電力が多かったような相関は見えませんでした。

AI自動制御は、
前夜の据置蓄電池充電量設定変更の手間が省けるので、
この試行は期待して臨んだのですが、
この精度の悪さや一貫性の無さでは、使い続ける気にはなりませんでした。

よって、9月からは元通り、
我が家がT3導入から1年半かけて作成した前夜SOC設定表で
据置蓄電池の充電量を設定することとします。

**************************

人ひとりで出来ることは限られているので、
人間はチームを組んで巨大な困難もこなしてきました。

そんなチーム内の人を育てる際には、
付きっ切りで教えることだけではなく、
ある程度の失敗は覚悟して「任せる」ことも重要となります。

ただ、今回の様に「AI」に仕事を任せた場合、
期待した「成長」が得られるとは、
まだ、思えそうにありません。

では、今日はここまで!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA