三菱自動車の一部新型車向けネットワークサービスである、
「Mitsubishi Connect」の携帯アプリが先週アップデートされました。
（対象車種、アウトランダーPHEV、トライトン、ekクロスEV）
日産の同様のサービスである「Nissan Connect」と比較すると、
かなり機能が貧弱でしたが、少しずつでも改善をしていただけるのは、嬉しいことです。
ただ、初期不具合（iPhone版 2.69.7 現在）が発生しているようで、
備忘録としてここでも初期の感想を紹介させていただきます。
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１．バージョンアップ内容
今回の機能アップの内容を表1に纏めます。
まず、走行距離が小数点１桁まで表示されるようになりました。
これは、電費を細かく計算している私のようなヲタｗには嬉しい仕様です。
次に、日々単位での走行時間が表示されるようになりました（○○時間○○分で表示）。
表示単位は、日々の他に、月毎に纏めた単位でも表示できるようになりました。
また、従来は過去１週間分までしか遡って表示できませんでしたが、
今のところ2カ月程度前までは遡れることを確認しました。
アプリの表示デザインから、
１年分まで遡って見られるようになるのかも知れません。
ただし、表示データのCSV等でのダウンロードは依然として出来ません。
最後に、表示するデータが増えたので仕方ないのかも知れませんが、
データの読み込み時間が、従来の数秒から数十秒程度も待たされるようになりました。
もし、年単位のデータを読もうとしたら、もっと待たされるのかも知れませんねｗ
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２．不具合内容
既にネットにもいくつかアップされていますが、
現状、アプリで表示される走行距離と走行時間に大きな誤差が発生しているようです。
表2に、この10月にオドメータで記録してあった日々の走行距離実績と
アプリで表示される日々の走行距離、走行時間、そこから計算される平均速度を
纏めて示します。
まず、表の左側の水色の列がオドメータから読み取った毎日の走行距離の実績値です。
その右隣の黄色の２つの列が、Mitsubishi Connect 携帯アプリで表示された、毎日の走行距離と走行時間です。
右から２番目の緑バーのある列が、アプリの走行距離、走行時間から算出した毎日の平均走行速度です。
最も右のオレンジバーのある列が、「アプリ走行距離/走行距離実績」を算出した数値です。
まず目につくのが、平均速度が速すぎることです。
（いぇ、飛ばしてませんよ！ｗ）
まあ、平均時速が300キロ以上！！ってのはさておきｗ、
我が家のekは近所の足とか通いにしか使っていないにも関わらず、
1日の「平均」速度が時速60キロを超えるってのはあり得ません。
街乗りでの平均速度なら、せいぜい時速30キロあたりが普通の筈です。
距離比がほぼ正確な日でも、平均速度が異常な日も多く、
今のところこのアプリは、距離も時間も倍半分レベルの大きな誤差が発生してしまっているようです。
原因は不明ですが、
元データを読むところで間違っているのか、
元データそのものが、今回のバージョンアップ時に、壊れてしまったのか、
後者だと、ちょっと大変そうですが、
せっかくの良い機能アップですので、早めの修正をお願いしたいところです。
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前車のリーフの経験から、
車から送信されるデータがおかしいからと言って、
アプリの「再読み込み」ボタンを連打するのは危険です。
車がデータをサーバーに送信するのに、結構電力を取られるようで、
しかも、そのデータ送信用の電力には、走行用ではなく補機バッテリーを使うようで、
補機バッテリーが上がってしまい、EVが始動できなくなる恐れがあります。
EVに限らず昨今の車は、各社がビッグデータを活用するために、
停車中に大量のデータを各社のサーバーに送っているようで、
新車なのに補機バッテリーが上がるなどのトラブルも最近は多いとのこと。
データの活用について聞かれた覚えが無いのですが、
きっと購入時の契約書に小さな字で書いてあるんでしょうｗ
データ利用は構いませんが、
ビクともしない力のあるバッテリーを積んでおいて欲しいものです。
では、今日はここまで！
