リーフ後継EVの検討開始 2023年4月

昨今は日本が弱くなった所為なのでしょうか、
新車は納車までに1~2年待ちもザラとのこと。

と言うことで、
もう、リーフの買い替えの検討を始めました。
(検討だけなら家族には怒られないですしw)

せっかく自宅にV2Hまで導入しましたので、
候補はEVかPHEVとなります。

選定時の注意点は以下ぐらいでしょうか?

 ① V2Hに対応していること
 ② EV・V2Hでの充放電効率が高いこと
 ③ 充電ポートはボンネットではなくフェンダーにあること
 ④ コネクタ形状がCHAdeMOであること
 ⑤ DC充電の電圧が400Vであること
 ⑥ 普通充電ポートがあること
 ⑦ 系列の経路充電場所が充実していること
 ⑧ 航続距離、電費が良いこと
 ⑨ 用途が多彩で、デザインが好みなこと
 ⑩ 価格

① V2Hに対応していること
せっかくの省エネ武器が使えなくなっては意味がないので必須。
補助金をいただく際の条件にもなっていたはず。

ですが、PHEVやEVでさえも、V2Hに対応していない車が多く、
また、トライブリッドは通常のV2Hよりも対応車種が少ないようで、
ここで一気に選択肢が狭くなります。

現状では、日産、三菱、トヨタ・SUBARUの国産勢と、
輸入車ではBYDのみとなっています。
(ホンダ、マツダ、VW、メルセデスなどは不可)

昨年末に確認した時には、
「最高EV」の呼び声高いヒョンデのIONIQ 5も
トライブリッドの対応車種に入っていたのですが、
いつの間にかリストから消えてしまっています。

と言うか、
正確にはリストから完全に消えてはおらず、

「ヒョンデとの協議により、対応車リストへの掲載を見合わせた。
詳細はヒョンデに問い合わせよ」

との、何だか歯切れの悪い掲示のみが残してあります。
本件については後述します。

② 充放電効率が高いこと
この条件は省エネ活用のためにはとても重要なのですが、
自動車メーカーもV2Hメーカーも、
この数字を公開してくれることはまずなく、
我が家で所有しているリーフでさえも、
以前ご紹介した通り、購入後に実測して算出しています。

ここは、所有されている方の
レポートを参考にするしかありませんね。

我が家の電力契約の場合、
低くても充放電効率70%は欲しいところです。

③ 充電ポートがフェンダーにあること
なぜかと言うと、ガレージには後向きで駐車したいので。

EVパイオニアのリーフ以外、
①のリスト掲載の車種はすべてフェンダーに充電ポートがあり、
この条件は満足しそうです。

ただ、ATTO3は日本では禁断の右前フェンダーに充電ポートがあり、
自宅での後向き駐車は問題ありませんが、
以前お話しした通り、
経路での充電では苦労しそうな配置です。

ウィンカーまで日本仕様に直してくれたBYDでしたが、
充電ポート位置のローカライズまではさすがに難しかったようです。

④ コネクタ形状がCHAdeMO
大した手間ではないのかもしれませんが、
テスラユーザーを見ていると
毎回変換ケーブル使うのは面倒そうなので。
(しかも私は、外すの忘れそう・・・・)

CHAdeMO規格は
ご存じの通り世界的に見れば風前の灯火ですが、
日本人が自家用車で国境を越えて、
そのまま隣国でも運転するようなことはまず無いので、
日本で売る車の充電ポートをCHAdeMOのままにしておくことは、
しばらくはアリそうです。

ただ、既に国産車でも輸出用は
輸出先の規格に合わせたコネクタにしていますし、
輸入車も日本のガラパゴスな規格に合わせたくないはずです。

まあ、これも右ハンドルと同じで、
一種の日本市場への参入障壁になっていますが、
グローバル市場から見ればもはや日本は小さな市場であり、
国産メーカーも海外仕様に統一した方が
メリットが多いのかもしれません。

ただ、日本が海外規格の軍門に下ったあとは、
我が家のV2Hに対応する、かつCHAdeMOの車種を
中古車市場で探さねばならなくなるかも知れません。

V2Hの耐用年数である15年は頑張って欲しいところですが、
昨今は数年で様相がガラッと変わる変化の激しい時代ですので、
次のEVを買う頃には車のコネクタが変わってしまっているなんてことも
あるかも知れませんね。

⑤ DC充電電圧が400Vであること
ヒョンデのIONIQ 5が
ニチコントライブリッドやV2Hの対応車種リストから外れたのは、
これが原因のようです。

ヒョンデは、
高容量、高速・高効率充電を先取りして、
DC充電の電圧を倍の800Vにしています。

しかし、現状大勢を占めているDC400V充電にも対応できるよう、
DC400V→DC800Vへの変圧装置を、
走行用のモーター+インバーターをうまく流用することで、
車の中に装備しています。

しかし、このヒョンデの変圧システムは、
変圧時に1~2kWの電力を消費するとのことで、
経路の急速充電ステーションなどで、
50~200kWのような大電力で充電する場合には大した問題にはなりませんが、
家庭のV2H機器で0~6kW程度の小電力で充放電する場合には、
上の②項でも重要な条件とした「充放電効率」が致命的に悪化します。

日本にまだそう多くは居られないでしょうが、
V2H利用による省エネも期待して同車を購入された方は、
あのニチコンのサイトの掲示を読む限り、
当初はニチコンにクレームを入れたものの、
現状はヒョンデと調整されているようですね。

現在は削除されていますが、
当初は「V2H対応で省エネにも役立つ」と謳っていましたので、
どうするのでしょう?

ハードも絡むので、ソフトのアップデートでは直りません。
800V対応のV2Hが日本で普及するのはまだだいぶ先でしょう。
返品・返金?
基本は「乗用車として気に入って」購入されているので、
そう簡単に割り切れませんね。

私も同車の経路充電性能や航続距離、
先進のデジタル装備、意外に大きなサイズなど
「リーフの次の車候補にも」と当初は考えていましたが、
少なくとも現状の日本のV2Hには合わないとのことで、
残念ですが候補から外しています。

しかし、
同社、同国の「時代先取り」が如何に徹底されているかを
思い知らされた出来事でした。

⑥ ACの普通充電ポートがあること
以上の①~⑤を満足していて、この⑥がない車はなさそうです。

おっそい充電ですが、
買い物や、映画を観ているうちに
結構多めに充電されてる「あのお得感」は捨てられません。

しかも、ZESP3の定期契約だと無料で充電できますしね。

⑦ 系列の経路充電場所が充実していること
これは、今の日本では、日産車の独壇場ですね。

ただ、後継車を購入する数年後には、

 ・トヨタが全国5000か所に設置(日産の倍の規模?)、
 ・ファミマも最近見劣りしてきた20kW機(700か所)を高速機に置き換え、

と、選択肢が増えそうで歓迎です。

⑧ 航続距離、電費が良いこと
我が家の使い方では、
リーフ40kW の性能でもそう不足はありませんが、
ここが良いに越したことはありません。

ただ、航続距離が長いこと=大きく・重い電池をたくさん積んでいる
ので、リーフよりも航続距離が長いと謳っている車種で、
リーフのような電費の車は現状ではありません。

ロケット、航空機、自動車など、
内燃機関を用いる輸送機器では、
満タンから燃料を使うにつれ総重量が軽くなり、
燃費や加速性能が良くなっていくのに対し、
EVは残り電力が減っても重量が軽くなることがなく、
輸送機器としては致命的に不利な特性です。

電池が構造部材を兼ね、
自在な形状に加工できるようになるなどすれば、
大幅な軽量化が出来るかもしれませんが、
かなり先の話かと。

軽くて容量の大きな別方式の充電池が出てくれば(電解質がガスとかw)、
この辺りもステップ的に改善しそうではありますね。

⑨ 用途が多彩で、デザインが好み
多彩ならSUVか1BOXですが、
EVは床下に電池を敷き詰めますので、
床に引き戸や後席シートのレールを配置する1BOXとは
相性が悪いそうです。

その点、SUVは何車種かありそうですね。

デザインは・・・・・
もう、ここまで条件を絞ってくると選り好みは出来ず、
「好き」と思い込むしかなさそうですw

車も「惚れるより慣れろ」です。

⑩ 価格
ここまで来て、これを気にするなら、
今のリーフのまま乗り続けるのが、
もっとも安価になりますよね?

次点はBYDのATTO3ですが、う~ん・・・・

我が家のガジェット倉庫には、
中国製の没ガジェットがたくさん眠っています。

中国ガジェットに共通する特徴としては、

 ・商品の企画から上市までが早い
 「会議なんかする前に出しちまえ!」って感じですね。

 ・考えられうる全ての機能が盛り込まれている
  ネットの口コミをよく読んでそうです。

 ・「解像度」とか、「・・速度」など、メインで求める性能がダントツ
  カクカクなんかしません、明るい、通信も早い・・・・・ 

 ・しかも、半額以下
  梱包酷くて、届くまで3週間掛かっても許せちゃうほど安いw

なので、「数打ちゃ当たる」こともあります。

「(あくまで)今のところ」欠けているのは、

 ・耐久性
 ・(関連して)アフターサポート

です。

まあ、外れたとしても
我が家で買うようなガジェットは安価なので、
「そんなものか」と諦めもつきます。

さすがにEVの場合でも、

 ・命に係わるような誤作動や暴走
 ・山の中とか、交差点のど真ん中とかで止まってしまう
 ・いつの間にか仕様が変わって、更新サポート外になる
 ・メーカーが行方不明、と言うか、そもそも連絡先の記載なしw

なんてことにはならないでしょうが、
いくら「国産より安価だ」とは言っても、
我が家にとってはまだまだ高額な買い物であり、
ちょっと手を出すのは躊躇してしまいます。

でも、そんなことを言っているうちに、
私も日本も世界から取り残されてしまうのかも知れませんね。

と言うことで、結局我が家のリーフの後継車は、

 ・日産かトヨタのSUV型EV
 ・次期型のリーフ
 ・三菱のPHEV

ってことなりそうです。
(長々と宣った割には、当たり前の結果w)

では、今日はここまで!

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