トライブリッドによる節約効果(暫定まとめ) 2023年8月

8月も後半となって、
例年通り、台風の季節となりましたが、
日射量は8月としては異常に高い値のままです。
被害が出ない範囲で、もう少し雨が降って欲しいところです。

さて、トライブリッドを導入して、10カ月が経過し、
概ね、1年間分の節約効果が見えてきましたので、
今回はまだ暫定値ではありますが、
トライブリッドによる光熱費節約効果のまとめをご紹介します。

***************************

1.トライブリッド導入前後での光熱費の変化
図1と図2は、
卒FITの後で、かつ蓄電池導入前となる2021年と2022年における
自宅分の電力消費量と電気料金の年間推移です。
なお、ここの電気料金には、
基本料金、燃料費調整、再エネ賦課、激変緩和補助は含んでいません。

図1 自宅分の電力消費量と電気料金の年間推移(2020.11~2021.10)
図2 自宅分の電力消費量と電気料金の年間推移(2021.11~2022.10)

トライブリッド導入前の図1と2で、
我が家が負担している電気料金は
買電額から売電収入を差し引いた水色折れ線で表す正味負担の金額です。
年27万円程度となっています。

図1と2の中の緑色の折れ線は、
この消費電力量を深夜電力が使えるオール電化契約ではなく、
通常の従量契約で負担した場合の料金です。

通常の従量契約で負担した場合には、年47万円程度でした。
図中の年差額約20万円はこの47万円-27万円を表しています。

トライブリッド導入後の1年間で、同様の図を書いたのが次の図3です。
(今年の9月、10月分はこれまでの動向からの予測を用いており、暫定図)

図3 自宅分の電力消費量と電気料金の年間推移(2022.11~2023.10、暫定)

今夏の電力単価値上げについては、
オール電化契約(7月~)、従量契約(6月~)ともに図の計算時に適用しています

結果、トライブリッド(蓄電池)導入による電力料金節約効果は、

 年 12万円程度(=導入後32万円―導入前20万円)

と見積もられました。

トライブリッド(蓄電池、V2H)導入費用は、補助金を差し引いて

 60万円

でしたので、あと4年程度で投資回収が出来る見込みとなりましたv
耐用年数は15年とのことなので、しっかり頑張って欲しいものです。

余談)EVへの投資は何年で回収出来そうか?
リーフとガソリン車の差額は

 100万円

1年の走行距離は2万キロとして、ランニングコストは

 リーフ   年4万円(電力単価15円/kWh、電費7.5km/kWh)
 ガソリン車 年24万円(ガソリン単価160円/L、燃費13km/L)
 差額    年20万円

従って、こちらも同様にあと4年程度で差額の回収が出来そうですv

2.プロパンガス利用時からの節約まとめ
我が家は、14年前のオール電化+太陽光の導入前は、
年54万円の光熱費(電気代+プロパンガス代)を負担していました。

その頃から現在のトライブリット利用時までの
光熱費節約の変遷を図4に纏めます。

図4 オール電化・太陽光。蓄電池による光熱費節約効果

~2009年
電気は従量契約、ガスは地域のプロパンガスを使用しており、
年間の光熱費は54万円も掛かっていました。

2010年~2019年
オール電化(IHコンロ、エコキュート)を導入し、
電力会社との契約を、深夜電力料金が使えるオール電化契約に変更、
太陽光パネルも導入し、
余剰電力はFIT制度により高額単価(48円/kWh)での売電収入を得ました。

 ガス→電気で年8万円の節約、
 深夜電力利用で年9万円の節約、
 売電で年8万円の収入、
 太陽光の利用で年10万円、買電負担が減る、

により、年間の光熱費は19万円にまで減りました。

年、35万円の節約となり、
補助金利用の正味400万円で導入したオール電化、太陽光関連機器は、
FIT終了直後の2020年頃に投資回収が完了しました。

2020~2022年
FITの10年間が終了し、
余剰太陽光の売電単価が48円/kWh→8.5円/kWhへ変更となり、
太陽光の売電収入が年8万円→年1万円と激減し、
年間の光熱費は27万円程度まで増加します。

それでも、プロパンガスを使っていた頃に比べれば、
年、27万円の節約です。

太陽光パネルなどの投資回収も終わっており、
ネットで年27万円の節約となりますが、
売電単価が買電単価の1/4しかなく、
しかも買電のように値上げはされないことから、
蓄電池の導入を決意します。

2023年~
トライブリッドを補助金利用の正味60万円で導入し、
据置蓄電池とEV電池に余剰太陽光を貯めて、
太陽光は可能な限り系統へ売電せずに、
自宅家電やEV走行で使い切るように変更。

結果、売電収入はほぼ無くなったものの、
無料の太陽光発電電力を夜間でも使えるようになり
系統からの買電が年12万円も節約出来て、
年間の光熱費は、15万円と、FIT期間中よりも安価になりました。

トライブリッド導入60万円の投資回収は
残り4年程度との見込みです。

更に、プロパンガスを使っていた2009年頃と比較すると、
年、39万円の光熱費節約
となります。

しかも、EVも2円/km(ZESP3サブスク費用込)と
一般のガソリン車(12円/km程度)と比べて、
とても安価に乗ることが出来ています。

******************************

国に加えて、今回は自治体の補助金が手厚かったお陰もありますが、
(しかもEV既所有者には、補助率アップのサプライズ・・・)
とても良い買い物をしたなと、今のところwは感じています

あとは、今後15年ほどは故障せず、大きな劣化もせずに動いてくれて、
処分の際に多大な費用が掛からないことを祈るばかり
です。

ただ、EVの方は、
CHAdeMO規格によるV2Hが、
今後10年以上、生き残ってくれるかについては
予断を許さなそうです。

4,5年後、リーフを買い替える時には、
CHAdeMO・V2Hに対応した中古車を
探さなければならないかも知れませんね。

では、今日はここまで!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA