太陽光発電 年間動向 2023年9月

昨年9月末にトライブリッドT3を導入した時に、
2010年から使用してきた太陽光パネルはそのままに、
パワコンを太陽光、蓄電池、V2Hを一括運転出来る機種に交換しました。

そこから丸一年が経過しましたので、
HEMSの記録も交えながら、
我が家の太陽光発電年間動向を紹介します。

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図1はこの1年間の我が家での天候、発電量の推移です。
図中の赤線は冬至と夏至です。

図1 我が家での天候、発電量の年間推移(2022/10~2023/9、赤線は冬至と夏至)

図1の季節毎の特徴をまとめたのが次の表1です。

表1 我が家の季節毎の天候と発電量の特徴(記号の○数字は図1、図2と対応)

全天日射量と発電量は冬①~梅雨④までは概ね傾向が一致しています。
しかし、夏⑤⑥は春③よりも発電量が低くなっています。
これは、真夏の猛暑により、太陽光パネルの壁温が上昇し、
発電効率が低下してしまっているためです。
秋⑦⑧から冬①にかけて気温が低下して来ると、
発電効率が復活し、日射量に応じた発電量が得られるようになります。

もう一つ、晩秋⑧や冬①の頃の発電量は、
その他の季節と比較して日々の変動が少なく見えます。
これは、秋から冬にかけての晴天率が高く、連日ほぼ晴天の日が続くためです。

次に、
表1での①~⑧の季節毎の日中の発電量変化を図2に示します
(HEMS記録を使用、横軸は0~24時、縦軸は発電kW)。

表1に示した各季節での我が家の太陽光発電の特徴が、
日中の発電山型にも良く表れています。

図2 各季節での日中太陽光発電変化
(横軸:0~24時、縦軸:発電kW、○数字は、図1、表1と対応) 

図3に正午頃1時間の発電電力のT3設置からの1年間のプロットを示します。

図3 正午頃1時間の太陽光発電電力プロット(T3導入からの1年間、予測と実績)

やはり、冬至前後の2,3カ月は、
日が低いために近隣の影が太陽光パネルに掛かっていて、
1割ほど発電出力が低下してしまっているようです。

一方、夏至前後の2か月間は、
梅雨の曇天で日射が得られないことと、
たまの晴天時も猛暑による太陽光パネルの壁温上昇で
発電効率が上がりきらないことが良くわかります。

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こうやってグラフで可視化すると、
冬に近隣の地形の影がパネルに掛かっていることや、
雲やパネル壁温による発電量の変化などが良くわかります。

それらがわかっても、
影の原因の地形を削りに行くようなことは出来ませんがw、
以前は、月間の売電収入ぐらいしかモニタ出来ていませんでしたので、
トライブリッドT3やHEMSの導入により、
省エネ生活のための情報は多く得られるようになりました。

では、今日はここまで!

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