先日もファミマのEV急速充電器更新のお話をしましたが、
どうやら補助金によるテコ入れがあった模様で、
ここに来て、コンビニや自動車ディーラーでも設置ラッシュが続いています。
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昨日、1月8日には、
まだ、EVの国内販売を行っていないスズキのディーラーが
全国の約90店舗へ急速充電器を設置しました。
余談ですが、スズキのDと言うと、
我が家の近所だと、ダイハツ車や農機も取り扱っている
「販売店」が目立ちますが、
今回のは、スズキ車のみ取り扱うディーラーとなります。
あれ、まさかトヨタD抜かれちゃったか?
と思って、調べてみました。
今回の各図は2024年1月8日現在でのデータとなります。
(1月9日にも多数設置が続いています)
まず、図1に1月8日現在での、
EV急速充電器の設置シェアを示します。
なお、ここでの充電器の数え方は、口数ではなく、基数としています。
左上の大きな円グラフが、テスラのSC充電器を除いた日本のEV向け急速充電器(約7500台)の設置場所シェアで、うち4割強が自動車ディーラーへの設置です。以下、コンビニ、道の駅、大規模小売店、役所、高速、ガソリンスタンドと続きます。
図1右の小さな円グラフは、自動車ディーラーでの設置シェアを示しており、言わずもがな現状では日産Dが半数以上とダントツ、以下、三菱、ベンツ、ホンダ、レクサス、トヨタと続き、今回、スズキがトヨタに次いで国内7位の設置基数となりました。
同様に、図1下の小さな円グラフは、コンビニでの設置シェアを示しており、約6割がファミマ、次いでローソン、セブン、ミニストップと続きます。
全店舗数に対するEV急速充電器設置店舗数の割合を整理したのが図2(自動車D)と図3(コンビニ)です。
日産はさすがのほぼ100%!
でも、偶に急速充電器の無い日産Dに出くわすこともありますので、
店舗数の数え方に食い違いがあるのかも知れません。
スズキは設置台数では抜けませんでしたが、設置率では堂々とトヨタを抜いていますね。
3月までに国内販売を開始する同社の軽商用EVバンに間に合うインフラ展開でした。
ただ、その軽商用EVバンは、ダイハツが製造を担当しており、
3月までに販売開始できるかは予断を許さない状況かと。
(と思っていたら、トヨタ、スズキ両社から販売延期のアナウンスがありました、1/10)
至れり尽くせりな接待を体感出来るレクサスDは、設置率では日産に次ぐ2位を確保しておりさすがです。
(リーフでレクサスDの充電器を利用する勇気は無しw)
コンビニは自動車Dと比べると店舗数が桁違いに多く、EV急速充電器の設置率では全社とも5%にも届きません。
トップのファミマでも、25店舗に1基の割合です。
現状200店舗に1基のセブンはもっと頑張って欲しいですね。
設置率ではミニストップが2位となりましたが、
ミニストップの店舗数が大手3社より一桁少ないため、
同社のEV急速充電器には、日頃ほとんどお目にかかりません。
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個人的に経路充電をもっと拡充して欲しいのは、
高速のSA/PAです。
携帯アプリで、
SA/PA充電器の空き状況は分かりますが、
残りSOCから次のSA/PAまで行けないことが多く、
結果、充電器が使用中とわかっていても並んで待つことが多いです。
対して一般道では、
代替の充電器を比較的容易に探すことが出来ますので。
(まず、日産Dが数店ありますし、コンビニ、道の駅、役所なども良く使います)
最近は、6口設置のSA/PAも幹線高速の何か所かに出来てきましたが、
その流れを全国に拡大していって欲しいところです。
では、今日はここまで!