2022年の9月末にトライブリッドT3を導入して、
丸2年が経過しました。
卒FITで売電収入が大きく減るとともに、
買電単価が上がる一方で売電単価は据え置かれ、
太陽光発電の余剰電力は、
系統へ売るよりも貯めて自宅で使った方が良いと考え、
ニチコンさんのトライブリッドT3を導入しました。
今回は、導入後1年目と2年目の比較について紹介します。
より詳細な収支の内訳についてはこちらを参照下さい。
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図1~4は、
T3導入前2年間および導入後2年間の
各月毎の買電・売電量および売電収入を差し引いた正味負担分の電気料金を示しています。
図中の棒グラフが時間帯ごとの買電量・売電量、
青の折れ線グラフが正味負担の電気料金、
緑の折線グラフが通常の従量契約での電気料金をそれぞれ示しています。
トライブリッドT3導入前(図1と図2)では、
電力を貯めておくことが出来なかったため、
朝(青棒)・昼(オレンジ棒)・夜(灰棒)での買電が発生し、
更に余剰電力の売電(黄棒)も発生していました。
太陽光発電により高額な昼間の電力買電は少なく、
エコキュートは安価な夜間電力で給湯していましたが、
既にFITは卒業しており、売電収入は少なく、
年間のメリット額(=緑折線ー青折線)は20~22万円に止まっていました。
2022年10月からトライブリッドT3を導入(図3と図4)し、
太陽光発電の余剰電力は据置蓄電池やEVに貯めることが出来、
更に夜間の安価な電力を据置蓄電池に貯めて、
翌日の日中の電力消費に充てることも出来るようになりました。
結果、買電は殆どが夜間電力(灰棒)となり、
系統への売電(黄棒)も殆ど無くなり、
年間のメリット額は32~36万円まで改善しました。
導入2年間のT3導入によるメリット額は、
平均で年13万円となりました。
T3導入には補助金活用で正味60万円を負担しており、
概ね4~5年で元が取れる計算です。
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年間メリット額の数万円のブレは、
日射量(≃太陽光発電量)変動のためであり、
その関係を図5に纏めます。
T3導入後(オレンジ)は導入前(青)と比べて、
年間メリット額が同一日射量で比較しても
10万円以上ジャンプアップしているとともに、
日射量が年間メリット額に大きく効いていることもわかります。
T3導入2年目は、
導入1年目と比較して太陽の年間日射量が約5%少なく、
結果、年間のメリット額が約4万円も減ってしまいました。
自然の力、恐るべし! ← 「金」かよ?w
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10月中旬から自宅のリフォーム工事が始まりました。
内容は耐震・断熱・防犯の強化です。
ただ、工事用の足場が予想以上に高く、
冬至に向かってかなり低くなってきた太陽の光が
その足場に遮られて太陽光パネルに当たらなくなってきました。
今月の電力単価も厳しくなりそうです(^^;
では、今日はここまで!