今年の3月は例年通り日射量が順調に増加したものの、
天候が不安定な日も多く、
3月の平年平均と比較するとやや日射が少なめな一カ月となりました。
気温は平年よりもやや高めとなり、
真冬とは逆に、部屋よりも外気の方が暖かい場合の
断熱リフォームの効果が見られる一カ月でもありました。
恒例の我が家の電力動向、
今回は2025年3月分のご紹介です。
導入時期参考)
・太陽光 2010年4月〜(オール電化もこの時から)
・EV導入 2022年6月~(リーフ)、2024年6月~(ekクロスEV)
・V2H導入 2022年10月~
・断熱工事 2024年12月〜(窓、壁、床、風呂の断熱リフォームを行いました)
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1.太陽光動向
まずは、太陽光です(図1~3)。
図1に、毎日正午ごろ1hrの
太陽光発電のピーク出力を示します(日々の平均気温を併記)。

前述の通り、今年の3月は天候が不安定な日が多かったものの、
全体的には順調に太陽光の発電量が増加してくれる一ヶ月となりました。
図2に各月毎の日射量と発電量を、
図3に全天日射量vs太陽光発電量を示します。
なお、図2中の一点鎖線は、
過去20年間における日射量の最高値と最低値です。

3月の日射量(オレンジ●)は、
過去20年の最低線(図2中の下側の一点鎖線)に迫る少なさとなりました。

一方で、図3の日射量vs発電量の関係を見ると、
3月のプロット(図3中のオレンジ矢印の点)は、
2月のプロットよりもかなり左上に寄ってくれていることがわかります。
これは、3月の太陽光パネルの発電効率が高かったと言うよりは、
2月の太陽光パネルの発電効率のみが低かったことを示しています。
これは、全く雨雪が降らずにパネルの埃、黄砂、花粉を清掃できなかった2月に対して、
この3月は適当に雨、雪が降ってくれたことにより、
太陽光パネルを清掃してくれたお陰と考えています。
ほぼ、1月と同様の発電効率に戻ってくれていますねv
パネルやパワコンの劣化は無かったと安心しています。
2.据置蓄電池 SOH、充放電効率 動向
図4に、トライブリッドT3の据置蓄電池のSOH劣化について示します。
SOHの算出方法は、SOC 0%→100%充電時に要した電力量の合計値を用いています。

3月はSOHの劣化速度に鈍化がみられた一カ月となりました。
図4には冬の期間がわかるように追記していますが、
やはり、気温が低いとSOHの劣化が早く進むようです。
保証期間15年目(=横軸で5,500日目に相当)でのSOH予測値については、
2月の23%程度からこの3月は約1%改善して24%程度となりました。
保証範囲のSOH50%が、実効容量(6.4kWh)に対してだったとしても、
この劣化傾向が今後も継続したとすれば、
11年目にはSOH50%(図4の縦軸だと43%)を割り込むこととなります。
図5は、HEMSのデータから算出した据置蓄電池の充放電効率の推移です。
こちらは引き続き 87 %前後を維持しており、性能劣化は見られません。
ただ、昨年同様、寒い冬の方が充放電効率も低下する傾向が見えており、
このところの気温上昇により充放電効率も昨年と同様に改善が見られています。

3.EV動向
お次は、EVです(図6)。
昨年6月から前車リーフに代わって、軽EVのekクロスEVでのデータとなります。
ランコス参考
原チャ 3円/km
最新ディーゼル車 5円/km
最新ガソリン車 6円/km
我が家の軽自動車 14円/km
(15年前のトルコン式トールワゴン)

まず、オレンジのEV電費ですが、
前月2月の7.4km/kWhから、この3月は8.5km/kWhまで改善しました。
グレーのランニングコストも
先月2月の5.2円/kmから、この3月は4.0円/kmまで改善しています。
ともに、月次の平均気温の上昇のお陰と考えています。
図7と表1にEV充電池のSOH劣化推移を示します。


メーカー保証は、8年=2,920日以内でSOH≧66%(但し走行16万km以内)ですが、
納車後10カ月のデータを外挿すると、8年目のSOHは昨年2月の約37%から、
この3月は約42%まで改善しました。
また、表1はこの3月末までの劣化傾向から外挿した
走行用電池のセグ欠け予想時期とその時の走行距離です。
1セグ掛けは納車から丸2年後の来年5月下旬となり、
先月までの傾向と比較して約2ヶ月延びました。
容量保証の8セグには、2029年の正月に達するとの現状での予想です。
さて、その時しっかり保証対応をしてくれるのでしょうか?
他のユーザーさんらの口コミによると、
日産サクラや三菱ekの走行用電池は、
最初に大きく劣化した後は、
徐々に劣化スピードが緩やかに抑えられてくると言います。
確かに先月までよりも今月の方が劣化具合に鈍化が見られますねv
こちらも、引き続き注視していきます。
4.電力供給・消費動向
我が家の電力消費の概略内訳はこちらやこちら。
まず、図8に平均気温vs自宅消費電力の関係を示します。

3月はいよいよ気温が暖かくなって来ており、
EV同様、気温の上昇とともに自宅の電力消費も減少してきています。
日中は室内よりも外気の方が暖かくなる日もありましたが、
自宅の断熱リフォームは熱の方向が真冬とは逆でも断熱効果を発揮してくれたようで、
昨年3月頃の傾向と比較して、
同一気温で換算すると、
この3月の自宅消費電力が16%減との結果となりました。
流石に真冬と比較すると消費電力の削減率は落ちてきていますが、
リフォーム工事の甲斐があったと思えて、嬉しい結果ですv
我が家の地区の従量電力料金単価で計算すると、
断熱リフォーム後の1~3月の3カ月間での
電気料金は3.5万円の節約となりましたv
図9に、同じく今回のリフォームで新品に交換したエコキュートの
夜間自動運転と昼間の手動運転の時間配分について
その理想配分と1月から3月末までの実績を纏めてみました。

今度のエコキュートはHEMSに対応しており、
太陽光発電の余剰電力が多い時間帯、季節には、
遠隔手動で沸上運転をかなり柔軟に行うことが出来ます。
上述の通り、この3月は順調に日射量が増えてくれたお陰で日中の余剰電力も増え、
図9中でオレンジで示す昼間の手動沸上運転の時間が多く取れるようになり、
その分、図中で青で示す夜間の自動沸上運転の時間を少なくすることが出来ました。
これも、この3月の自宅省エネに大きく役立ってくれていると考えています。
次の図10に、
家+EV全体での我が家の電力消費の動向を示します。

結果、この3月の電力消費は
前月2月や前年3月との比較では、自宅消費(図10での青棒)は、
断熱リフォーム工事やエコキュート交換のおかげで、かなり少なくて済みました。
更に、この3月のEVでの走行による消費電力(図10でのオレンジ棒)は、
前年3月と比較して、半分以下になりました。
これは、ekの電費がリーフと比べて良いことと、
EVを長距離旅行に使わなくなって月の走行距離が短くなっているためです。
次の図11に、
家+EV全体での我が家の電力供給の動向を示します。

電力供給量についても、
前月2月や前年3月と比較して、かなり少なくて済んでいます。
EVは長距離での使用頻度が減ったために経路充電を止めて、
自宅での充電で運用を行うようにしたため、
昨年と比べてグレー棒(経路充電)が少なくなった一方で、
夜間電力(緑棒)での電力供給が増えています。
ただ、3月はやや天候が不安定だったため、
夜間電力による据置蓄電池への充電量(寸止め充電)を、
見積ミスする日も多く、
昼間の時間帯に痛恨wの買電が発生する日もありました(図11での赤棒部分)。
3月は前月2月と比較して日射量が少なかったにも関わらず、
3月の太陽光パネルの発電量(図11での青棒部分)は
前月2月と比べても多くなってくれていることがこの図からも良くわかります。
以上の結果、この3月の夜間(図11での緑棒部分)の買電も少なくて済みました。
5.電力単価動向
最後に電力単価(含・EV経路充電料金)です(図12)

(燃料調整・再エネ賦課・激変緩和含まず、EVの経路充電料金負担は含む)
晴天が続いた2月と比較して、
この3月は天候がやや不安定で、日射量が減少したものの、
太陽光パネルが雨雪で適当に洗われて発電量も順調に回復してくれたことと、
断熱リフォーム工事により自宅の消費電力が少なくなったことで、
電力単価は2月よりも安価となりました。
結果、3月の電力単価は、
約20.9円/kWh(自宅+EV)
前月比-1.0円/kWh、前年同月比+6.1円/kWh
となりました。
(燃料調整、再エネ賦課、激変緩和補助金を含まず)
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4月は、引き続き1年で最も日射量が多くなる時期です。
次回も、5月初旬頃に4月分の電力動向をご紹介させていただきます。
では、今日はここまで!