前回まで
オール電化・太陽光の売買契約、補助金の申請、電力会社との契約変更などが完了し、
いよいよ、機器の設置工事が始まりました。
設置工事開始
我が家の屋根は、図1のような東西切妻配置で、パネルは東西面それぞれに12枚ずつの設置です。図2のような南向きの片流れ屋根へ設置した場合と比較して15%程の出力低下(結果、年間5000kWh程度の発電となる見込み)となりますが、
太陽光の理想バッチリ屋根はそうそう無いだろうし、と自分を納得させます。
でも、南向き片流れ屋根って、北側斜線と両立させると2階が狭くなりません?
また、この切妻屋根での15%減分を見込んで、パネルの過積載を行ったりもしますが、
我が家の場合、もう屋根上のスペースは無く、1枚15万円もするパネルをこれ以上買う気もせず、このままの形態・枚数で今に至っています。
エコキュートは風呂とキッチンに近い所として
給湯タンク・ヒーポンともに隣家との間の通路に設置。
ヒートポンプ用の室外機の夜間作動音で近所トラブルになることもあるそうで、
事前に隣家に相談し快諾を頂けていました。
実は、隣家の方がオール電化を半年くらい早く始めており、
先方も当家との間の通路にタンク・ヒーポンを設置していたため、
「まあ断られないだろう」とは思っておりました。
事実、それまで夜間に隣家のヒーポンが煩いと思ったことは無かったですし、
当方の三洋ヒーポンも優秀なのか、
夜間に聞きに行きましたがエアコン並みの作動音でした。
(10年以上経過した現在でも、特に異音なし、三洋さん良い仕事しています)
プロパンガス供給設備の撤去、
ガス台のIHクッキングヒーターへの交換、
太陽光、200Vの配線、配電盤設置、
エコキュートリモコン、太陽光モニタの室内設置など
業者の職人さん達は慣れたもので、あっと言う間に進んでいきます。
半日掛からずに、撤去・設置工事は完了。
ガス代わりのIHヒーターとエコキュートはその日から使えることとなりました。
一方で太陽光は、 4.5kW と
我が家の屋根の角度・配置での、ほぼ定格最高出力が出ることが
パワコンの出力表示で確認は出来たものの、
電力会社側の契約変更、機器工事後に家庭内電力として使える・売電ができる、
とのことで、1週間後の電力会社による工事を待つこととなりました。
系統連系工事開始
1週間後、今度は電力会社から工事を委託されている
地域の○○電工の方々がやって来ましたが、
ハイエース2台、ユニック1台、高所作業車1台、総勢10名にビックリ。
家の前の道路が片側交互通行になり、
警備の方が赤棒で交通整理を始め、工事が開始されます。
いったい何が始まるのかと見てると、
家の前の電柱に中くらいサイズの変圧用のトランスを設置し始めました。
周囲の電柱の電線も結構変更するようで、
大人数のチームがテキパキと作業をこなしていきます。
作業自体は1・2時間で完了し、
○○電工チームは嵐のように去って行かれましたが、
この区画で太陽光を導入したのは我が家だけで、
「今の交通規制と大工事は、我が家のためだけに行われたの?」
と、申し訳ないことしかり、でした。
我が家は数万円の連携工事費が電力会社から徴収されただけですが、
あのトランスとか、電線の敷き直しとか、その設置チームの人工とか、
明らかに足りないような気がして、後で追加徴収されないかと心配になりました。
(されませんでした)
でも、我が家はラッキーで、
家の前にトランス設置が出来るような電柱が無い場合などは、
系統連系工事に数十万円掛かるケースもあるとのことで、
「電柱さん、そこに居てくれてありがとう!」
と思った出来事でもありました。
念願の売電スタート!!
その後、連携開始操作のために電力会社の方も来られ、
2020年春、念願の太陽光売電が始まりました。
頂いた書類によると、我が家は「○○家発電所」なんだそうで、
俄かに「秘密基地感、半端なし!」と高揚したものでした。 ← アホ
次回予告
この太陽光発電の開始が、 春 だったのが、誤算でした。
その話はまた次回以降。
では、今日はここまで!