太陽光売電の誤解に愕然 2010年8月

前回まで

太陽光売電の初回検針の結果、大幅黒字に歓喜・・・・・・
何かがおかしい?

誤解1 初回売電は2か月分の検針でした
(つまりポカ)
電気メーターでの売電記録は4月の中旬に始まりましたが、5月中旬の締めまでに売電の手続きが間に合わず、6月中旬の締めでようやく売電分の検針が行われたため、7月初旬の初回売電の振込は、ほぼ二か月分の売電量となっていました。

ざっと、半分として、
売電収入は 12000円
と言うことになりました。

でも、ガス代は無くなり、
深夜電力+太陽光利用で、電気代も安くなり、
売電収入も入る、
やはり、10年も待たずに元が取れるのでは?

誤解2 太陽光は春が一番元気、しかも電力利用も春は少ない
(つまり調査不足)
初夏、春よりも日は明らかに高く・長いのに、
太陽光パネルの出力や1日の総発電量が増えてこない。

太陽光パネルは、その原理上、高温では変換効率が下がります。

よって、年間を通して春頃が、最も元気に発電してくれます。
下図は、我が家の場合の太陽光発電による年間発電量変化。
春頃が最も元気なのがわかります。

図 我が家の年間太陽光発電量(毎年、概ね一致)

更に下図の通り、春頃は空調や給湯にも電力を使わないため、
電力利用量も最も少なくなる季節です。

図 我が家の年間消費電力量(オール電化開始前)

この年間で最も「買電―売電」が大きくなる季節の数字だけで我が家は束の間の大喜びをしていたわけです。

営業さんは、これを良く知っていて、
売電開始が冬になってしまう昨年の秋ではなく、
売電開始が春となる新春に売り込みに来られたのでしょう。

う~ん、本当に10年で元が取れるのか心配になってきた。

次回予告
2年目の冬、隣家からクレームが! 我が家での太陽光パネルの失敗を紹介します。

では、今日はここまで!

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