ガス・電気併用vsオール電化
あくまで我が家の場合ですが、
FIT10年間での光熱費節約による投資回収の内、
約6割は、
コンロ・給湯をプロパンガス→電気に変更したことによるもの
(下図、青矢印)
残り4割は、
太陽光・FIT・深夜電力による電気機器分の電力単価減によるもの
(下図、オレンジ矢印)
です。
やはり電気ヒートポンプの熱効率は流石ですね。
ガス→電気変更による節分約6割の内、
5割はガス燃焼→ヒーポンによる熱効率アップによるもの、
残り1割は、太陽光・FIT・深夜電力による電力単価減のうち、
給湯・コンロで使用する分の電力単価減によるものです。
所感サマリ
我が家は、家族が多く、生活パターン的に光熱費が高い家庭のため(年額60万円近く)、
この節約差額の絶対値がかなり高額(年、約40万円の節約効果)で、
オール電化・太陽光の初期投資(400万円近く)を
10年オーダーなら回収できるだけの効果が出ましたが、
光熱費がそれほど高くない一般のご家庭の場合、
当時のオール電化・太陽光設置費用のFIT期間だけでの回収は
かなり厳しかったのでは無いかと感じています。
絶対値は、また、後日紹介します。
エコキュートについて
気になったところ
- よく言われることですが、水圧が弱い
熱くて、パンチのあるシャワーが大好きな家族の一部からは大ブーイングでした。
これは、ヒーポンや給湯タンクなどを安価にするために、
エコキュートの入口で減圧しているためとのこと。
3階にシャワーがあるお宅などは、お湯が上がってこないなどのトラブルもあるようです。
最近はハイエンドとして、高圧タイプのエコキュートも出てきていますが、
こちらは、ただ単に各部の耐圧を上げて、あまり減圧せずに貯めているだけのようで、
それでも、ガス給湯のシャワーには、まだ「パンチ力」で及ばないようです。
我が家は2階とかにお風呂があるわけではないので、
対策として、シャワーヘッドを低水圧用に交換しました。
別に圧力が上がるわけではなく、ノズルを絞ってシャワーの流速を速くし、
なんとなく「パンチのある」感触が得られるだけですが、
「パンチ派w」の家族には好評でした。
- 冬など、お湯が足りなくなる
比較的大きめなタンク容量460Lの方を導入しましたが、
我が家は朝ぶろ大好きな家族が多く、
冬の夕食後などにお湯が足りなくなることがありました。
補うために沸き増し運転することになりますが、
深夜料金ではないため電力単価的にはかなり高くなり、
vsガスでのメリットは目減りすることになります。
- 10年目で風呂のお湯ハリが出来なくなりました
蛇口からお湯は出ます。追い炊きも出来ます。
ゼロからのお湯ハリだけが出来なくなりました。
風呂には蛇口でお湯をハッてから追い炊きすれば良いので致命的ではありませんが、
そろそろ寿命なのだろうなと思っています。
三洋製ですし、販売終了から10年以上経過し、もう修理部品も厳しそうなので、
交換用のお金を貯め始めています。工賃込みで40~50万円ぐらいでしょうかね。
同時期に導入した隣家のエコキュートも先日動かなくなったとのことで、
交換されていました。
共に10年でしっかり壊れるとは、「日本製品タイマー」は相変わらず大したものです。
エコキュートは冬に需要が高まるため、
交換するなら夏がお買い得とのこと。
新年度型にそんなビックリするような性能・機能アップが無い分野ですので、
カタログ落ちしそうな旧年度版製品を狙っていきます。
IHコンロについて
- まず、お湯がすぐに沸かせるのには驚きました。
- 同じことですが、当初は火加減?、熱加減?に慣れるまで苦労しました。
- 五徳に鍋をガチャガチャさせるチャーハンのような作り方は無理
と言っても、どうせチャーハンの素を使うなら、
最近は、レンジでもおいしいチャーハン出来てしまいますので、
鍋+五徳にこだわる必要はないかも知れません。
- 三菱電機製が三洋製に劣るのか?
いえ、水・油ギトギトな使用環境のためなのか、
10年もった三洋エコキュートとは違い、
三菱電機IHコンロは、5年目で壊れ、保証で無償修理、
8年目でまた壊れ、今度は有償(数万円)で修理、
10年目で壊れ、もう部品も無いと言われて、パナ製に交換(10万円)。
これらは投資分に加算しておきます。
以上、ガス・電気併用→オール電化での10年間の感想でした。
次回予告
太陽光パネルの10年使用による経年変化・劣化について紹介します。
では、今日はここまで!