電力自給率の実績

ここでは、太陽光やトライブリッドの導入により自宅の電力自給率がどう変化したかを紹介します。

まず、図1は2022年10月のT3導入から1年間での太陽光発電量と自宅消費電力量の比較です。

図1 太陽光発電量と自宅消費電力量の年間比較

ここで「自宅消費電力」にはEVの走行による消費電力は含まれていません。
冬は暖房のために消費電力が多くなる一方で、日射量は少なく厳しい季節です。
一方で、春~秋は消費電力も落ち着いて、かつ日射量も多く、電力の自給率が高くなります。

次の図2は、自宅消費電力の季節毎の自給率実績を表しています。

図2 自宅消費電力の自給率まとめ

自給率の定義は、

自給率 = (太陽光発電量ー売電量)/自宅消費電力量

です。

我が家にはEVとV2Hもあるので、
分子に経路での無料充電を加えたり、分母にEV走行による消費電力を加える考え方もありますが、
ここでは、シンプルに太陽光発電の電力を自宅で使えた率としています。

年間消費電力  15000 kWh
太陽光発電量  5600 kWh

なので、自給率は年平均でMax 37 % まで行けるはずですが、
蓄電池が無かった時は、年平均で20 %そこそこの自給率しかありませんでした。

これは、日中の余剰太陽光電力を売電してしまっていたからです。

一方、トライブリットを導入し、
据置蓄電池やEVに余剰太陽光を蓄電できるようになると、
売電は殆ど無くなり、
自給率は年平均でほぼ目論見通り35 %となっています。

****************************

また、図1ではわかりにくいですが、
太陽光発電量が自宅の消費電力量を上回ったのは、
この1年間で たった2日 のみでした。

冬以外では1日の自宅消費電力が概ね20~30kWhの我が家の場合、
定格出力5kWの太陽光パネルではそんなものです。

図3に、仮に我が家が太陽光パネルを10、15、20KWまで増やした場合の、
発電量>消費量となる日数の変化を示します。

図3 太陽光パネル出力を増強した場合の電力自給が可能となる年間日数
   (注、家庭用発電システムの上限は 10kW までです)

太陽光パネルと蓄電池の容量を今の2倍ほど用意すれば、
電力の自給自足日数が年100日を超えてきます。

でも、投資回収に30年は掛かり、その前に機器が壊れそうですね (^^;

屋根もそんなに大きくありませんしw